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お寺で祈る際は「氏名や住所をつぶやく」オカルトサイト元編集長が実践する、特殊な参拝作法とは

10年前に死にかけて「幽体離脱」した

——角さんのオカルト人生の中で、一番危なかったことって何ですか? 角:10年ぐらい前の冬に、マフラーを巻いたまま家で寝ちゃったんです。そのときに自分の肩でマフラーが引っ張られて、首が絞まる体勢になっていて。気付いたら口から泡を吹いていて、体から魂が出てしまって……。それまでにも幽体離脱を経験したことはあったんですけど、普通は“シルバーコード”と呼ばれる肉体と魂をつなぐヒモのようなものが見えるんですよ。 でも、そのときにはヒモがなくて。「あ、ヤバい」って思った瞬間に上の方に行っちゃって。そこでトンネルみたいなものが見えてきて、「ああ、これで死ぬんだ」、「自殺だって思われちゃうのかな、嫌だな」と……。必死でもがいて、下の方に行くように動いたら、何とか戻ることができて。そのときにはもう体が痙攣していて動かない状態だったんですけど、ちょっとだけ肩を動かしたら首に隙間ができたんですね。それにより、酸素が脳に送られたからなのか、何とか意識を取り戻せました。

お祈りするときは「個人情報」を伝える

——今おすすめのパワースポットはありますか? 角:大阪の日本橋に法案寺っていうお寺があって、聖天(しょうてん)様っていうのが祀られているんですけど、そこはおすすめです。私の経験では、お祈りをしたことがだいたい翌日とか1週間以内には叶うんですよ。 ——めちゃくちゃ早いですね! 角:早いんですよ。早すぎると思ってもう一回お願いしに行ったら、やっぱり叶ったということがあって。大阪に行くときには足を運ぶようにしてます。 ——おすすめのお祈りの方法とかはあるんですか? 角:氏名、住所、電話番号、メールアドレスとか、個人情報は一通り伝えるようにしてますね。 ——お祈りするときに自分の連絡先を言うんですか!? 角:これは基本中の基本ですよ。ちっちゃい声で口に出してます。神様からの連絡手段はいっぱいあった方がいいですからね。あとはXやInstagramのアカウントを呟くときもあります。参拝に来るのは高齢者の方が多いはず。彼・彼女たちはせいぜい住所止まりなので、メールの枠は残ってると思うんですよね。 ——オカルト研究家としての角さんの今後の目標は? 角:海外進出ですかね。日本のオカルトを海外に広めるのもいいし、ユタ州のスキンウォーカー牧場(UFOが多数目撃されている牧場)に行くような海外の調査に加わってみたいです。 <取材・文/ラリー遠田>
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お笑いやテレビに関する評論、執筆、イベント企画などを手掛ける。『教養としての平成お笑い史』など著書多数。近著は『お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで

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