更新日:2024年02月05日 11:49
お金

「ホリエのWiFi」4000円で“実質使い放題”はお得なのか?「楽天モバイル」と比較してみた

「楽天モバイル+テザリング」と比べると?

ホリエモバイル

通信容量と料金のコスパでいえば、やはり楽天モバイルが最強だ

「わざわざWi-Fiサービスを契約しなくても、スマホからテザリングすればいいのでは?」と思う人もいるかもしれない。たしかにそのほうがルーターを持ち歩かなくていいし、契約が1つで済むので管理も楽だ。ただし、スマホ向けの大容量もしくは無制限プランの選択肢は実はそれほど多くはない。「100GB以上利用できるプラン」を基準に探すと、楽天モバイルの「最強プラン」(無制限・最大月3278円)、docomoのオンライン専用プラン「ahamo大盛り」(100GB・月4950円)、docomoの「eximo」(無制限・最大7315円)あたりになるが、楽天モバイル以外はいずれも割高感がある。 そうなると、通信容量や料金でホリエのWiFiと天秤にかけることができるのは、楽天モバイルの「最強プラン」ということになるだろう。容量無制限で最大月額3278円、段階制のプランなので、あまり使わなかった月には料金が抑えられる点も利点だ。 楽天モバイルがキャリアとしてのサービスを開始した当初は「つながらない」との批判も多かったが、現在は利用可能なエリアが広がり、今春にはプラチナバンドとよばれる、よりつながりやすい周波数帯のサービスも開始される予定になっている。メイン回線を乗り換えることに抵抗がなければ、「スマホ回線として楽天モバイルを契約し、PCなどの接続はテザリングを使う」選択のほうがコスパはよい。

ホリエモンの熱心なファンであれば…

ホリエモバイル

HORIE MOBILEと同様に、voicyなどの有料会員向けコンテンツが提供される。使い方によってはここで元をとれそうだ

一方で、ホリエのWiFiの場合、音声配信サービスの「voicy」および「ZATSUDAN」の視聴や、テキストメディア「デイリーホリエニュース配信」の記事といったコンテンツの利用権が特典としてついてくる。voicyの「ホリエモンチャンネル」は月額1300円、ZATSUDANの利用料金は1500円なので、これだけでも2800円相当になる。さらに、堀江氏がプロデュースするパン店「小麦の奴隷」のカレーパンが毎月1個無料で贈呈される特典もついている。これらをそれぞれ別口で登録しているようなコアなユーザーであれば、特典がフル活用できるわけだから、お得感は一気に逆転する。 結論としては、ホリエモンのファンは「一考の余地がある」といったところだろうか。 <TEXT/酒井麻里子>
スマホやPC、ガジェットといったデジタルアイテムや、ビジネスに役立つアプリ、日用品などに関する記事を執筆
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