カーライフ

激安中古車は「安物買いの銭失い」なのか。50万円のロールスロイス、38万円のセルシオetc.

今もっとも贅沢なクルマの乗り方

クルマには、「当たり」と「はずれ」があるといえますが、本当の当たりクルマを見つけるのは至難の業。 様々な技術が進歩した今の時代、「はずれクルマ」なんて少ないと思われるかもしれませんが、メーカーに勤める友人も「はずれ」の存在は当たり前という認識です。実際、私はこれまで数十台クルマを買ってきたわけですが、その中でも「当たり」はわずか。「はずれ」とまではいかなくても、全てが完璧というクルマは多くありません。 「当たり」のクルマは、癖がなく本当に乗りやすいのです。良いと思えるクルマでも、「この部分がちょっと」と思うところがあるものですが、「当たり」クルマは、「ここがちょっと」という部分がありません。 低速時の扱いやすさであったり、自分の意のままに動くといった挙動。また、変な動きをしないなど、「どこにもストレスがない」という当たりグルマは意外と少ないのです。 例えばですが、私の場合、クラウンエステートを3台乗って、初期型の4WDモデルが「当たり」でした。よく、モデルチェンジ後の初期モノは「ハズレ」の可能性が高く、最終型は「当たり」率が高いといわれていますが、私の場合は初期型で「当たり」を引きました。 また、以前乗っていた4代目パジェロも、2006年のド初期モデルでしたが、これもまた「当たり」だったのです。 ですから、「当たり」のクルマは狙って買えるとは思えません。確実に『当たり』を買う方法は、当たりを引くまで買い続けるしかないといえます。 そうすると、激安中古車の場合、「買って⇒売って」が繰り返しやすいため、「当たり」を引くまで買い続けるということが可能であります。 ですから私は、これが激安中古車を買う最大の醍醐味であると同時に、今最も贅沢なクルマの乗り方だと思います。
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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