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働き盛りのサラリーマンにも骨粗鬆症のリスク…専門医が警告する“特に要注意な人”

働き盛りのサラリーマンにも骨粗鬆症のリスク

骨粗鬆症のリスク ただし、「たとえ若い男性でも生活習慣や持病によっては、骨粗鬆症の発症リスクが大きくなる」と渡邉氏は指摘する。 「糖尿病や腎臓や肺の病気や膠原病などの疾患がある人は、骨粗鬆症のリスクが高まります。とくに20代などの若い世代からこれらの病気を患っている人は、骨がもろくなりやすいので、早めに骨粗鬆症の検査を受けるべき。 膠原病の治療のためにステロイドを内服されている方も要注意です。ステロイドを長期に服用していると、骨が副作用によって弱くなります。とくに若いころからステロイドを処方されているという方は、骨粗鬆症のリスクが高いです」

持病がなくても骨粗鬆症になってしまうケース

 また、持病がないからといって油断するのは早計とのこと。 「日常的に日光を浴びることが少なく、肌が白い方はビタミンDが不足している可能性が高い。ビタミンDが不足すると骨が作られなくなり、骨が弱くなってしまいます。あとは痩せ型の方も要注意です。BMI(体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数)が『18』を切ってくると、骨が弱りやすいといわれています」  心当たりのある人は専門医に早めに相談を。自覚症状がなかったとしても決して楽観してはいけない。 <取材・文/黒田知道>
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