古びた靴下は「清潔感の大敵」だからこそ…“防寒タイツ着用時”に注意したいポイント
薄手の防寒タイツでも、実はシルエットに影響が。厚さ数ミリであっても、普段のパンツが窮屈に見えてしまいます。また、タイツがパンツの裏地に引っ掛かり、膝の曲げ伸ばしした際に普段以上に余計なシワが出やすくなったり……。
そこで今回は、「清潔感を損なわない防寒タイツの着こなし」について、『男の服選びがわかる本』(池田書店)の著者が解説します。
タイツが引っ掛かることでパンツの裾は上がります。たとえば長時間着席している状態から立ち上がったとき。本来はちょっと歩くだけで定位置に戻るパンツも、タイツがない時に比べ、上がったままの状態になりやすいのです。とくにウールスラックスは、チノパン以上に摩擦の影響を受けてしまいます。
数センチ上がっただけでも、靴下は悪目立ちするのです。そこで初歩的な対策ですが、タイツを履く日は、「状態のいい靴下」を選んでください。古びた靴下は、生活感を連想させてしまう原因ですから。
また同時に、見えても問題がない色を選びましょう。靴やスラックスに近いダークカラーの靴下を選ぶことで、なるべく靴下が目立たないようにしましょう。
センタープレスがピシッと入ったスラックスはエレガントに見えるもの。でも、フィット感次第ではパンツの裏地にタイツが引っ掛かりやすくなってしまいます。
本来ジャストサイズで着たほうがビジネスシーンに相応しいことは間違いないのですが、スラックスにタイツを合わせるときは、よりゆとりがあるフィット感を選びましょう。
仮にジャストフィットでスラックスを履きたい場合は、防寒タイツ用にもう一本スラックスを用意したいところですが、現実的な解決策とは言えませんよね。そこで、防寒効果があるスラックスを秋冬用に選んでみてはいかがでしょうか。
最近では防寒タイツの機能がついたスラックスを紳士服量販店でも見掛けますし、ユニクロではスラックスの裏地にヒートテック機能がついたパンツも。タイツ特有の着用感もなく防寒できますので、気になった方はぜひ一度試着をおすすめします。
なるべく靴下が目立たないように…
スラックスにタイツを合わせるコツ
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“あなたのお抱えスタイリスト”として、その違和感を言葉で可視化する。著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)など5冊。MENSA会員。公式サイト「エレカジ」では、80件を超えるコーディネート事例を公開。
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