恋愛・結婚

『ザ・ノンフィクション』話題の結婚相談所に“年収1500万円の会社経営者”が入会。浮かび上がった“意外な”弱点

Aさんの“意外な”弱点は…

A:私の場合、2人の子供に恵まれたい思いがありまして。お互いが考えるタイミングが合うかどうかや、あるいはそもそも子供が欲しくない方もいらっしゃいますよね。そうした結婚後の人生設計を前提に、話し合いながら相手を探せるのがいいなと思っています。 植草:そうなんです。にもかかわらず、「ロマン」「ときめき」といった恋愛感情を優先してしまう会員の方も結構いらっしゃって……。そうした方には「恋愛じゃなくて結婚をしに来たんですよね」「結婚生活を営むなかで恋愛感情がついてくる相手を探すんですよ」と、口を酸っぱくして諌めています。 ——マッチングアプリと結婚相談所では、「モテ」云々ではなく「目的」が違うわけですね。とはいえ、Aさんならすぐに見つかりそうに感じます。隠れた弱点だったり、難しすぎる理想があったりするのでしょうか。 植草:実は「年収」が弱点です。年齢などほかの要素を加味した際、Aさんの数字上の年収はもちろん高い。ですが、法人成りして間もない経営者なので、どうしてもアップダウンはありますし、その収入を会社員や公務員と同じような感覚では使えません。  そうした実態をわからない女性会員が、年収だけを見てお見合いを申し込んで「思った感じと違う」となってしまう場合も発生しやすいです。反対に、そうした実態を理解している女性会員だと、はなから敬遠されてしまうことも。年収より雇用形態を重視する人も多いのです。 A:実感していますね。もともと、大学を卒業後に新卒で入った会社を5ヶ月で辞めて、個人事業主に。徐々に拡大していき、今年ついに法人成りしたのですが、経緯として少々チャレンジングですよね。なので、安定志向が強い方や、依頼心が強すぎる方だと相性が悪いのかなと。むしろちょっと変わったタイプの方……好きなものがしっかりあって、私の趣味も理解してくれるような方が理想です。

「車を運転できる」条件を求める女性の存在

——もしや突飛な趣味、あるいはお金や時間のかかる趣味をお持ちなんでしょうか? A:いえ(笑)。楽器演奏が趣味でして、毎日練習したいんです。今は日中の音出しがOKの賃貸物件に住んでいるのですが、2人では手狭なので引越すか事務所を新たに借りる必要はあるかなと。けれど仕事場の方で練習すればいいと思っているので、新居選びに防音の縛りはないですし、練習時間を含めても家を空ける時間は一般的なサラリーマンよりもやや短いかもしれません。 植草:趣味よりもネックになりやすいのは、車の運転が苦手なこと。都内は交通機関が発達しているので必ずしも車は必要ないのですが、それでもご自身が育った環境なのか、子供の送迎や買い出しなど、「男性に運転してほしい」という女性が一定数いるのが実情です。 A:仕事的にも首都圏から離れたくないので、車の練習はあまり気が進まないですね……。相手がアウトドアな趣味を持っていてもいいのですが、「一緒に来て」と言われたら断りますし(笑)。 ——男性にも「家事能力」が問われる時代だと植草先生は啓発されていますが、そのあたりはいかがですか。 A:料理は好きですし、自炊も長年しています。ただ、整理整頓は苦手意識があるので、分担時に考慮してもらえると助かります。 植草:Aさんが家計の主体となることは問題ないようですが、貯蓄分などのためにも共働きが前提と聞いています。ですから、家事・育児をいかに主体的に行えるかのアピールはしっかりと行っていきましょう。
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婚活女性は「怖そう」だと思っていたけど…
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コンビニで買えるビール類はほぼ全制覇しています。本は紙派。さらに調味料と服とスペースエイジ系のインテリアを収集しているため、収納不足に陥りがちです。好きな検索ワードは「備忘録」
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