更新日:2024年06月19日 15:15
恋愛・結婚

「この後、ホテル行く?」と耳元で囁かれ…執拗に迫る33歳女性上司に感じた“疑問”

 男性、女性ともに職場の同僚に交際を申し込まれること自体は珍しくない。実際にそこから恋人同士はもちろん、結婚して夫婦となったケースもよくある話だ。  でも、困るのは自分に恋人がいるのを知りながら言い寄ってくる場合。相手が上司や先輩社員だと今後仕事をするうえで気まずくなる可能性が高く、下手をすると断った腹いせにパワハラなどの嫌がらせを受ける可能性もあるだけに厄介だ。

同じ部署の女性上司からしつこい飲みの誘いに断りきれず……

執拗に迫る33歳女性上司

※画像はイメージです。以下同

 昨年の夏まで都内のIT関連企業に勤めていた山崎潤一郎さん(仮名・30歳)も恋人の存在を公言していたにもかかわらず、3歳年上の女性社員S子さんから一方的に好意を持たれていたとか。コロナ禍真っ只中の20~21年はフルリモート勤務になっていたが22年の後半からは再びオフィス勤務となり、23年に入ってからは少人数との条件付きで社員同士の会食や飲みが解禁。すると、この先輩女性がしきりに飲みに誘ってくるようになったのだ。 「実は、コロナ禍の間も仕事用に使ってたZoomでも2人きりになると『今度、食事に行こうよ!』って何度も誘われていたんです。当時は会社で禁止されていたことを口実に断っていましたが、解禁になったことでまたしつこく誘われるようになっちゃって……。さすがに毎回断るのは難しかったため、ほかの同僚を交えて必ず3~4人で行くようにしていたんです」  ところが、S子さんは同僚がいても構いなしで「山崎君なら私いつでもOKなんだけどな」や「私とも付き合っちゃおうよ。彼女がいても平気だから」などと猛アプローチ。それどころか耳元で「この後、ホテル行く?」と囁かれたこともあったそうだ。 「いちばん大変だったのは昨年2月下旬の会食。彼女と別部署の同僚との3人で軽く飲んだのですが、店を出て同僚と別れた後、彼女が『ちょっと休んでいこうよ』と腕を引っ張ってラブホに誘ってきたんです。酔った勢いでそんなことを言わないでください、って冗談交じりに返して事なきを得ましたが本気なのはわかっていました」

逆セクハラの被害を相談するも会社は取り合ってくれず

 ちなみにS子さんはサブマネージャーを務めており、山崎さんにとっては部署の上司にあたる人物。仕事ぶりは会社の上層部から評価されるほど優秀で、部署のエースといってもいい存在だ。 「そこまで大きな会社じゃないからハラスメント専門の相談窓口もないですし、マネージャーやその上の役職の人に相談したこともありましたが、まともに取り合ってくれなかったんです。だったらいっそ転職したほうが手っ取り早いなって。それで求人情報をチェックするなど転職に向けて準備を進めました」  その後、昨年5月下旬に転職先から内定通知が届き、その2日後に7月末での退職を申し出た山崎さん。拍子抜けするほどあっさり受理されたが、彼が退職することを知ったS子さんはかなりショックを受けている様子だったという。  しかし、すんなり引き下がったわけではなく、改めて彼女のほうから交際を申し込まれたそう。ただし、彼女に対する恋愛感情はなく、何年も付き合っている恋人もいたのでその場で断ることに。最後の2週間は有休を消化し、そのままS子さんとは接触せずに会社を去ったという。
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退職後、遠距離で続いたSNSでのアプローチ
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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