男が耐えている「逆セクハラ」の被害報告――女上司からの暴言、女性ばかりの職場で空気のような扱い…
―[セクハラ検定2017]―
「このハゲぇ~!」
豊田真由子議員はもはやパワハラの域だが、昨今では女性から男性へのセクハラも増えている。まさか女の自分がセクハラの加害者になるとは思っていないが故に、男性よりエグいセクハラを平気でしていたというパターンも多い。実際に女性からセクハラ被害に遭ったという男性に話を聞いた。
「もともと僕が細身なこともあり、日常的に『男らしくないな~』と言われます。一度、大勢の同僚の前で『体を鍛えたらモテると思うよ!』とも……」とは、通信会社勤務の内藤隆さん。
「一度忘年会で酔っ払った女上司から、『オマエ、童貞だろ!』『だから仕事もパッとしないんだよ!』と暴言を吐かれたこともありました。あまりにもひどいので、会社の人事部に相談したら『キミは男なのに大袈裟だな~』と相手にされませんでした……」
そう、女性からのセクハラは流されやすいのも問題点の一つ。IT会社勤務の町田純一さんもあからさまなボディタッチに悩んでいると明かす。
「キャリア系の女上司で、『頑張ってるか!?』と肩を叩いてくるのは日常的。一度、『町田、いいケツしてんな!』と撫でられたときはゾッとしました……。僕がセクハラですよ!と怒った翌日から、上司は僕に対して仕事要求が高くなり、他の男性社員よりも露骨に差別するように。セクハラがパワハラに変わったんですね……」
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