更新日:2024年08月13日 19:09
仕事

夏休みに“小学校の先生”は何してる?「8月は休みでOKの学校も」知られざる実態とは

職員作業は灼熱に耐えながらの力仕事

掃除 職員作業では、大型荷物の整理などを行います。たとえば図工準備室や社会科準備室の片付け。普段からこまめに片づけておくべきなのですが、なかなかできないのが現状なので、夏休み中にみんなで片付けます。  数年前に卒業した誰かの作品や、二度と使わないだろうなっていう大型地図、平屋建ての家の模型…全部捨てます。毎年捨てているのに、まだ出てくる…不思議です。体育倉庫は特に大型のものが多く、男性職員が担当することが多いです。  さらに、職員作業は暑さとの戦い。準備室は普段は使わない上の階にあることが多く、とにかく暑いので、みんな汗だらだらで重いものを4階から1階のゴミ捨て場まで運びます。何往復もするので、職員作業が終わったらヘトヘト…気が利く校長の場合、アイスのご褒美があります!

それ、本当に必要?学校主催の水泳大会

 7月の最後に、近隣の数校が集まって水泳大会が行われます。そのための準備や指導も一苦労。泳ぎの指導はもちろん、タイムを計ってレース順を考えたりリレーのメンバーを選出したり、事務作業が結構多いです。  泳ぎの苦手な子が泳げるようになって、大会で完泳したときはこちらも感動しますが、タイムを競うのが大会なので、当然ながら入賞するのはスポーツクラブに所属している子。  大会があれば1日つぶれるし、大会のための指導なら半日つぶれ、午後から疲れて仕事になりません。学校主催の水泳大会の意義は何なのか、分からないまま指導している先生も多い気がします。
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教員のすべき仕事なの?夏祭りパトロール
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勤続10年の元小学校教員で、現在は民間企業人事部に勤める。会社員・副業ブロガー・Webライターの三刀流で働きながら、教員の転職・副業・働き方改革について発信中。「がんばる先生を幸せにする」のがモットー。X(旧Twitter):@teach_happiness
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