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元小学校教員が経験した“過酷すぎる”夏。冷房20℃でも教室が「サウナのよう」に暑い理由

水泳指導はとっても大変。前日から憂鬱だった

プール 子どもたちはプールの時間が大好きですが、水泳指導を行うのは大変です。企画・運営する側の体育担当はもちろん、担任、級外(担任をもたない教員)も、全員で水泳指導を行わなければなりません。  まず、水量や水温の管理が大変です。 水を一晩出しっぱなしにして30万円無駄になったというニュースもありました。確認不足の学校も悪いですが、息つく暇もない業務の中で水の管理は本当に骨が折れますよ。  大勢が水の中に入るわけですから、通常の体育の授業よりさらに気を張って指導する必要があります。安全を確保するため、水泳指導に入る教員の人数も決められています。  そのため、級外の教員が水泳指導にヘルプで入ります。一日中水の中にいる級外教員もいました。子どもたちも水泳学習が終わるとぐったりです。  水泳学習のあとはみんな疲れ果てているので授業にならないですしね…ということで、水泳指導がある日は、前日からちょっと乗り気じゃありませんでした。

自由研究の展示は細心の注意を払う

 子どもたちが夏休みに作ってくる自由研究の展示方法についても、気を付けなければならないことがたくさんあります。実は、自由研究作品の破損や部品の紛失はよくあることです。  そもそも壊れやすいからです。そのため、展示物に絶対に手を触れないよう指導します。しかし、工作でゲームなどを作った場合は、みんなに遊んで欲しいと思っているはずなので、触らないのは無理です。  作った本人と一緒なら触っても良いと指導していました。家庭の事情で自由研究ができない子もいます。そのような子は、教員が一緒に作ります。(数年前、一緒に貯金箱を作ったこともありました。)  事件が起こらないうちに、1週間展示したらすぐに持ち帰らせます。子どもたちが一生懸命作った作品なので、特に大切に扱うように指導していました。
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雨なのにあさがおに水やりする1年生が最高にかわいい
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勤続10年の元小学校教員で、現在は民間企業人事部に勤める。会社員・副業ブロガー・Webライターの三刀流で働きながら、教員の転職・副業・働き方改革について発信中。「がんばる先生を幸せにする」のがモットー。X(旧Twitter):@teach_happiness
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