高齢者を犯罪に引き込み[闇老人]化させる方法とは?
高齢化率は22.8%を記録し、高齢化社会を突き進む日本。だが、その人口比以上の伸び率で増え続けているのが高齢犯罪者の存在だ。彼らはなぜ安易に犯罪に手を染め、「闇老人」と化してしまったのか。取材を進めていくと、その背景に潜む意外な事実があった。高齢者を犯罪者に仕立て上げる、驚愕のメカニズムが今、明らかに!
◆高齢者を犯罪に引き込む方法とは?
この不況下、高齢犯罪者予備軍は無数に存在する。しかし、若いアウトローが真っ当に生きてきた者を「闇老人」化させるのは容易ではない。
そこで、根っからの「闇老人」である累犯高齢者がスカウト、説得にあたるのだという。前科8犯のY(68歳)が、その説得方法を教えてくれた。
「カネを貸して仲間に引き込むのが一般的。また、高齢者は余程の罪でもない限り、一発で実刑ということはない。仮に刑務所に入っても生活環境はさほど悪くないなどと嘯く。そして、モラルの最後の糸である現世への未練を断ち切ってやる。例えば、こう言ってやるんだ。『渡世は現世ではないんだよ。現世で生きられなければ渡世で生きればいいじゃないか』って。そして、仏壇を捨てさせ、大切に抱えている位牌なんかを燃やす。これで意外と落ちる」
ちなみに、Yが最近力を入れているスカウト対象は、不動産関係の経験者。こちらも後生大事に預金をため込んでいる高齢者向けの不動産投資詐欺での活躍が期待されているという。
「ほかに、詐欺用のカードリーダーなど電子関連の知識、法律知識、仕手の手引きなど。老人は本当に使えるよ。俺が知っているだけでも、元建築職人だったじいさんが昔の人脈を生かして”極悪年金ハウス”の入居者スカウトをやっていたり、元保険代理店の経営者だった人が保険金詐欺のアドバイザーをやってたりするよ」(W)
◆中国人との偽装結婚に高齢者がこぞって参加
高齢者が行う犯罪は、ほかにもまだ存在する。前出のYは、各方面から高齢者を必要とする犯罪に誘われていると言う。
「老人の家を専門に狙う窃盗団をやってるヤツらがいてよ。老人はタンス預金が多いし、銀行の通帳と印鑑を一緒に置いているし、出かけたら足が鈍いからなかなか帰ってこないだろ。それで標的にするから手伝えって。同い年の人間が窃盗団にいれば、怪しまれにくいしな。あと、中国人女との偽装結婚を一緒にやらないかって話もある。水商売で働けない60代の中国人女と日本人を偽装結婚させ、”娘”として20代の中国人女性を入国させるというもの。ここ最近は、老人の側から『偽装結婚させてくれ』って依頼が増えているんだよ」
一度失われたモラルは、二度と取り戻せないのか。暴走する高齢犯罪者の勢いが衰える様子はない。
― 犯罪に手を染める[闇老人]が急増中【2】 ―
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