仕事

元ラブホ従業員が明かす、意外な“人間模様”。70代の高齢男性が1人で来店し…

 さまざまな事情を抱えた人たちが利用するラブホテル。一般的には、ドキドキ、ワクワクしながら、ときにはソワソワと向かう場所だ。  今回は、大学生の頃にラブホでアルバイトをしていたという2人が仕事中に驚いた出来事を紹介する。

ラブホの仕事で見えた“人間模様”

ベッド

※写真はイメージです。以下同

「ラブホって一般的には“特別な場所”というイメージあると思います。実際に働いてみると、さまざまな人間模様があることを実感しました」  樋口通さん(仮名・30代)は、今でも友人との会話のネタになる数々のエピソードを教えてくれた。 「私が勤めていたラブホでは、清掃とフロント担当に分かれていました」  ある日、樋口さんがフロントを担当していた正午頃、70代ぐらいの高齢男性が1人で来店した。しばらくして、女性も入店し、男性と同様に1人でエレベーターに乗っていったそうだ。 「先輩に確認すると、“派遣のお姉さん”を呼ぶ手段だと教えてもらいました。ご高齢にもかかわらず、とてもお元気だなと思いました」  また、清掃担当になった日には、思わぬ光景に出くわしたという。

ベッドの下から使用済みの“大人のおもちゃ”が…

「ベッドの下を掃除していると、使用済みの“大人のおもちゃ”がたくさん散乱していたんです。一瞬、何が起きたのか理解できず、あたふたしてしまいました」  さまざまな種類があり、見た目からして使い古されていたようだ。 「驚きと戸惑いがありましたが、先輩に報告すると、『それはよくあることだよ』と言われ、『これがラブホで働くということなんだ』と思いました」  また別の日には、女性が1人で来店した。 「待ち合わせなのかは分かりませんでしたが、女性は休憩時間を満喫し、1人で退店されたんです。清掃をしたスタッフに確認すると、『部屋は汚れていない』とのことでした」  どうやら、その女性はテレビでお笑いライブを観るためにきていたという。樋口さんが働いていたラブホでは、お笑いライブが視聴できるケーブルテレビを契約しているようだ。 「お笑いファンの人が鑑賞しにくるんだそうです。ラブホはいろいろなお客様と出会えますね」
次のページ
「お客様のあとを絶対に残してはいけない」
1
2
おすすめ記事
ハッシュタグ