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「年間700食」袋麵を食べていた65歳男性を直撃。健康診断の結果や体重の変化も教えてもらった

飽食の時代、寿司・焼肉・カレー・スイーツなど、あらゆるものが好きな時に食べられる日本。そんな状況にあって、徹底的に同じものを食べる人も存在する。「即席麺評論家」である大山即席斎氏もその一人。仕事柄とはいえ、年間でインスタント麺を600食も口にするとの触れ込みがある同氏。健康問題は起きていないのか、太ることはないのか。本人を直撃した。
大山即席斎氏

大山即席斎氏

学生時代に出合った「高級袋麺」が人生を変えた

日々大量の袋麺を消費する大山即席斎氏。いつからハマったのか尋ねてみると、意外にも子供の頃はほとんど食べていなかったという。転機となったのは大学時代に出会ったある商品。 「大学2年の時に、『中華三昧』(明星食品)が発売されたんです。これは、他の商品の倍くらいの値段の高級袋麺で、ものすごく美味しくてハマりました。同時期に、他のメーカーも高級袋麺を出していました。例えば『マダムヤン』(ハウス食品)は、CMも話題になったので、私と同世代だとその印象が強いでしょうね。他にも、日清食品の『麺皇(めんふぁん)』や、東洋水産の『華味餐庁(かみさんちん)』など、どれも美味しかったです」 まさに、袋麺の歴史の変遷とともに本人の歴史が積み重なっている。当時、各メーカーが数多くの袋麺を発売し、市場は群雄割拠の様相を呈していた。 「高級袋麺目当てにスーパーなどに行くと、それ以外にも色々な袋麺がずらっと並んでいました。そこで、『全種類食べてみよう』という意欲が湧いて来たのがきっかけです。当時は1日1食くらいでしたから、年間350食といったところでしょうか」

「年間600食」の情報は本当なのか?

年間350食でも、かなり多いと感じるが、そこから600食という常人ならざる数字に至った背景には、あるテレビ番組の存在があった。 「大きく変わったのは、1995年に『TVチャンピオン』(テレビ東京系)の『インスタント麺通選手権』で優勝させてもらってからですね。周囲に『詳しい人』とみなされるようになったので、もっと食べてもっと詳しくならないといけないと思いました。そこから、1日2食をノルマとしたんです」 同氏をネットで検索すると、年間600食というキーワードが見られるが、実際はさらにその上の700食だったということになる。そうした生活が2019年ごろまで続いたという。
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飽きない? 太らない? 体に悪くない?
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Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。

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