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ルールも戦術も知らなくてOK! 将棋大好き芸人が綴った将棋観戦の推しポイントとは?

駒を持ったことない将棋ファンが増えてもいい

本書の内容は盛りだくさんだ。 勝負師であり、研究者であり、表現者であり、アスリートでもある棋士たちの壮絶な生き様や人間ドラマ、熱き師弟愛、愛すべき個性派エピソード。 タイトル戦はもちろん、さまざまな棋戦や非公式戦、大盤解説会や前夜祭など、一年を通して楽しめるイベントの豊富さ。 そして、AIとの電王戦やネット中継、将棋アプリ、将棋YouTubeなど新しい見どころの数々。 「まわしをつけたことはなくても相撲観戦は楽しめる。駒を持ったことがない将棋ファンが増えてもいいはず!」という寺内氏の将棋愛の詰まった一冊だ。

棋士の生き様に触れ、観る将に

「もともと将棋は指すのが好きだったんですけど、あるとき人間対コンピュータの対局をニコニコ生放送で見て、“観る将”の面白さに目覚めました。最初は僕、テクノロジー側を応援していてコンピュータ派だったんですけど、棋士って、言葉にするのも難しいくらい人生かけて将棋やってるんだなっていうのを目の当たりして完全に棋士派に寝返りました(笑)」
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盤面図のいらない将棋本
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知るほど観たくなる将棋 ドラマティック将棋論 知るほど観たくなる将棋 ドラマティック将棋論

将棋は指さなくても、
観るだけでも面白い

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