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ルールも戦術も知らなくてOK! 将棋大好き芸人が綴った将棋観戦の推しポイントとは?

盤面図のいらない将棋本

難しいことは全部抜きにして書き上げたという本著。将棋本ではお馴染みの盤面図もなし。個性豊かな棋士の人柄にフォーカスした。 「将棋の世界では“揮毫(きごう)”という色紙に毛筆で言葉をしたためる文化があり、棋士の先生がそれぞれ座右の銘や好きな言葉を入れてくれるんです。これ、すごく先生方の個性が出るんですよね! 僕は中でも、木村一基先生の“百折不撓(ひゃくせつふとう)”という言葉にシビれました。100回折れても諦めないというこの言葉は、40歳を超えて初めてタイトルを取られた木村先生の生き様とすごくマッチしていて、憧れちゃいますね」

お笑いと同じで生観戦は格別

本書では、揮毫から棋士の生き様にフォーカスした章もある。また、お笑いファンに向けて、こんな提案も。 「将棋の観戦って、生で観るとまた違った面白さがあるんです。お笑いと同じで、劇場で観ると迫力が全然違います。だから漫才師としては、“観る将”初心者の方にも、機会があればぜひ現地で足を運んでみてほしいです。楽しいイベントがたくさんあるので!」 新書『知るほど観たくなる将棋 ドラマティック将棋論』を片手に持てば、観る将の楽しみ方は無限大だ。
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知るほど観たくなる将棋 ドラマティック将棋論 知るほど観たくなる将棋 ドラマティック将棋論

将棋は指さなくても、
観るだけでも面白い

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