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松本人志が“地上波に復帰”しても「視聴者は笑えない」のか。カギを握るのは“最初に届ける言葉”

 松本人志が「週刊文春」の報道に対し、文藝春秋を相手取って起こした裁判について、双方合意のうえ訴えを取り下げたことが明らかにされた。  松本は女性らの参加する会合に参加したことを認めたうえで、「参加された女性の中で不快な思いや、心を痛めた方がいらっしゃったのであれば、率直におわび申しあげます」という謝罪を含むコメントを、代理人を通して発表した。  松本が所属する吉本興業も「関係各所と相談の上、決まり次第、お知らせさせていただきます」と、あわせてコメントを発表、この件をめぐる裁判は終結という形となった。  これを受け、各メディア、SNSなど、さまざまな意見や反応がみられたことは説明するまでもないが、なかでも気になるのは、現在休止中の芸能活動の再開に関するものではないだろうか。  劇場、配信……復帰のタイミングや内容など以前に、芸能活動再開そのものがどうなるか明らかではないが、やはり多くの人が見る地上波のレギュラー番組への復帰があるのかないのか、そして復帰があるとすればいつごろなのかというところが最大の関心事だろう。  あまりにも気が早いかもしれないが、芸能活動再開の可能性があると仮定したうえで、2つの「気になること」について考えてみた。

松本人志の地上波復帰を視聴者はどう思うか

松本人志

松本人志 (C)産経新聞社

 まず1つ目。仮に、地上波の既存のレギュラー番組で再び松本人志が見られるようになったとして、そのとき果たして我々は、かつてと同じテンションで笑ったり楽しんだりすることはできるのだろうか。  それについて、人気バラエティ・情報番組などを手掛けるある放送作家は、 「まず、松本さんのことが好きだった人、松本さんファンに関しては、『そもそもああいう人』ということを知ったうえで番組を見ていた人が多く、復帰を待ち望む派も多いはずなので、その層に関しては、笑えなくなるという人はそこまで多くなく、スムーズに迎え入れられる気がします」  という前提のもと、こう続ける。 「たとえばベッキーさんや渡部(建)さんのように好感度の高さも武器にしていた人と、松本さんのもともとの芸風は違うということです。既婚者である松本さんが女性のいる会に参加していたことは事実ですが、松本さんの芸風から考えたときに、大きな影響や嫌悪感はそれほどないのではないでしょうか」

裁判が騒動を大きくしてしまった

 芸能活動の休止に至るまでの大きな騒動にまで発展したことについて、前出の放送作家は「裁判をしたことで、ここまで大きくなってしまった部分はあると思います」と見解を示した。 「文春側も、そもそものところは正義感でというよりは話題性のために報じた部分のほうが強いと思います。  初動のときに、松本さんがXで文句を言う、またはスルーすればここまでにはならなかったかもしれないところ、裁判という大きなかたちに発展させてしまった。途中で一度会見を開くなど、ガス抜きをしていれば風向きも変わっていたのかもしれません」
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ライター・編集・インタビュアー・アイドルウォッチャー(男女とも)。ウェブや雑誌などでエンタメ系記事やインタビューなどを主に執筆。

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