エンタメ

「セクシー女優ら35人が香港で逮捕」元セクシー女優が暴露する“海外出稼ぎの闇”

今後は海外出稼ぎへ行く女の子は減るのか

たかなし亜妖さん 摘発案件が起きると、一時的に出稼ぎ人口は減る。当たり前の話だが、誰もが逮捕されたくはないからだ。恐らく、直近で働きに行くか否かで迷っているほとんどの“初心者”は踏ん切りがつかず、渡航を諦めるに違いない。  しかし、すでに渡航歴があり、尚且つ向こうで規格外の金額を稼いだ「玄人」は、問題が起きたからといって出稼ぎをやめるわけがない。海外ドリームを手にしたい女性たちは明日は我が身と理解していながらも、あちこちの地域へ飛ぶ。危機管理能力が低いと、「香港で摘発があったのなら、別のエリアに働きに行けばいいか」くらいの感覚だから、事件を他人事のように思う人も多いのだ。  今回の影響で多少は労働人口が減るだろうけど、時間が経つとすっかり元通りかもしれない。斡旋業者も必死だから様々な店やエリアを提案するし、お金が欲しい女性はいつの時代もいっぱいいるので、よほど大きなトラブルが起きない限り、労働者が激減することはないだろう。  余談だが、セクシー女優を専門に扱うプロダクションも海外出稼ぎに関してはちょっと困っていたりする。在籍女優がガサによって逮捕されたら困るし、トラブルに巻き込まれてもプロダクション側はどうもしてあげられない。彼女たちが自ら望んでエージェントと連絡を取り、海外渡航を決めたのなら、マネージャーたちは安否を祈る以外何もできないからだ。

表に出てこないような事件に巻き込まれる人も…

 海外出稼ぎの深刻化は進み、今や多くの国が無視できないものとして捉えている。今の時代、出稼ぎを希望する人は完全なる個人の意思のため、間違っても「売り飛ばし」ではない。みんな意識はそれなりにはっきりしていて、さらなる目標を果たすべく海を渡るのだから、ある意味たくましいと言えようか……。  しかしながら、闇の商売に加担しているのは紛れもない事実だ。実際、表にも出ないような事件に巻き込まれ、行方をくらます者さえいる。今一度個人の考えを改め、危機管理能力を高めなければ摘発程度では済まない問題がさらに起きるだろう。 文/たかなし亜妖
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya
1
2
おすすめ記事