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STU48・曽川咲葵。パンダみたいなたれ目がチャームポイントな新センターの素顔

曽川咲葵

 48グループの中で活動拠点に劇場がなかったSTU48だが、今年ついに「STU48広島劇場」が始動した。昨年は初期メンバーを中心に卒業ラッシュで、グループにとっても大きな転機を迎えている。そのなかで、1月15日に発売した新曲『地平線を見ているか?』で、初選抜にしてセンターに抜擢されたのが3期生の曽川咲葵(そがわ・さき)だ。山口県出身の19歳、瀬戸内に新たな風を吹き込む新星の素顔に迫った。 ――最初から失礼な話題なんですが、見た目がパンダに似てるって言われませんか? 曽川咲葵(以下、曽川):めっちゃ言われます!(笑) ――ネットで「曽川咲葵 パンダ」と調べたら、パンダの被りものでライブ配信している画像ができたんで、モノにしてるんだなと。

曽川咲葵

曽川:あはは! そういう目がトロ~ン系の動物は結構言われるんですよ。レッサーパンダとかカワウソとかコアラとか。今はたれ目がチャームポイントになりました。 ――性格もおっとり? 曽川:全然違いますね。ただ、眠たいときとかは今以上に目がトロ~ンとしてるので、そこは似てる要素があるかもしれないです(笑) ――’23年2月にSTU48に合格してから2年。新曲『地平線を見ているか?』の新センターに指名されたときはどんな心境でしたか。 曽川:ずっとセンターに憧れはあったので驚きと嬉しい気持ち、それに加えて不安や怖さで心と頭がごちゃ混ぜになってました。ジャケット撮影やMVなどでひとりの撮影があって、この世に自分に注目してもらえるものが出るんだという実感が沸いてきてます。 ――あえて自分にセンターの適性があるとしたら? 曽川:ん~。もちろん自分の強みは持ってるんですけど、「私がセンター様だぞ!」という感じにはなりたくなくて。自信は持ってるんですけど、自信過剰にはなりたくないというか……。 ――いま出てきた曽川咲葵の「強み」とは。 曽川:歌声です。「声が好き」と言ってもらえることが多いので私の個性かなと。声は低いので見た目と印象が違うってそのギャップに驚かれることはよくあります(笑)。 ――学生時代はクラスの中心だったり、まとめ役になったりしたことは? 曽川:小学生まではリーダー的なポジションが好きだったんですけど、成長するにつれて「(周りに)やってください」という感じになっちゃって。自分から立候補することはなくなっちゃいました。 ――少し遠慮がちなんですね。 曽川:なので、わりと相手に合わせちゃうタイプかもしれないです。無理してるわけではないんですけど、自分の意見は主張しないかも。「私はこう思うけど、正解じゃないからね」っていう感じで、いろんな意見があるし、相手がどう 感じ取るかわからないから。話すことは大好きなんですけど、真面目な話題は少し苦手です。 ――それでも3期生のお披露目公演ではセンターを任されたり、メンバーやファンからの期待も大きかった。 曽川:嬉しいです。私は言葉よりもパフォーマンスで表現するほうが合ってるのかなと思います。 ――3期生の中ではどういうポジション?

曽川咲葵

曽川:同期の中だと、ツッコミなのかな。STU48は大人しいイメージを持ってる方もいると思うんですけど、3期生は新しい風なんじゃないかっていうぐらい全員が明るくて毎日ゲラゲラ笑ってます。 ――どんな話題で笑ってるんですか? 曽川:井出叶ちゃんが常にボケてくるんですよ。急に「さっちー、採点して」とか言って(笑)。だから私はツッコんでいるほうが多いかもしれない。お笑い好きで、NON STYLEさんを見ながらゲラゲラ笑ってます。本当はボケたりもしたいので、たまに変な行動とかもしちゃいますけど。 ――特技欄にモノマネも得意だと書いてました。 曽川:テレビを見てると、お母さんがモノマネをむちゃぶりしてくるんですよ。それが結構似てるから得意って書いてます(笑)。お笑い好きは母の影響ですね。 ――性格や見た目も母親似? 曽川:顔はそっくりです(笑)。一緒に買い物とかご飯に出掛けるぐらい仲良いので、悩みが出てきたらすぐにお母さんに相談してます。 ――指針となるような助言も。 曽川:アドバイスをもらうというよりは、話を聞いてくれるだけで安心するんです。アイドルになり立ての頃はいろいろ言われたんですけど、私が怒るから今は見守ってくれてますね(笑)。でも、振り返ると「あのときに言ってくれてよかった」と思うことは多いのでいつも感謝してます。 ――もうケンカとかは。 曽川:こないだ大ゲンカしたばかりなんですけど、親の前では自分が中心になっちゃうから私が勝手に怒ってる感じですね。ちょっと心の暗闇に入ってるときに母が言葉をかけてくれてるんですけど、「もういい!」っていう感じで冷たくしちゃって。「咲葵ちゃんがそんな態度だとお母さんは悲しいよ。だからやめて」って。 ――優しいお母さまですね。親孝行は何かしてますか? 曽川:家族愛が強いから現場でおいしいものをもらったら、「お母さんにも1つ」って持って帰っちゃいます。前は仕事で広島を出るときはお土産を買っていたんですけど、「もう買わなくていいから、自分に使いなさい」って言われますね。
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泣くまで悔しい思いは初めてだった
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