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令和版・サラリーマン金太郎に出演中の鈴木伸之&影山優佳。「原作漫画を読んだから」気がついたことが

本宮ひろ志さん原作の同名漫画が令和の時代、新たに実写映画化された。 『サラリーマン金太郎【暁】編』(公開中)、『サラリーマン金太郎【魁】編』(2月7日公開)の2部作が連続公開。青森県でマグロ漁師をしていた元ヤンキーの矢島金太郎が、ある出会いをきっかけに大手建設会社のサラリーマンへと転身し、東京へやってくる。 幾度も映像化されてきた人気シリーズの“令和版”で、金太郎を演じる鈴木伸之さんと、ヤマト建設の同僚でオリジナルキャラクターの前田一美を演じる、影山優佳さんに話を聞くと、互いをべた褒めし合う展開に。
鈴木伸之と影山優佳

鈴木伸之(左)と影山優佳(右)

まさか自分が矢島金太郎をやる日がくるとは(鈴木)

――ビッグタイトルですが、原作&過去の実写化作品ともに、おふたりより上の世代に支持されてきた作品です。 鈴木:そうですね。僕も平成生まれなので、まさか自分が矢島金太郎をやる日がくるとは思っていませんでした。すごく驚きましたが、どうやったらこの令和にぶっ飛んだキャラクターである金太郎を応援してもらえるかなと考えながら、毎日撮影させてもらいました。 影山:長い間、みなさんに愛される作品って、本当にすごいと思います。実際に撮影をしていて、何度も実写化されているなか、令和版といいつつどの時代でも人に刺さる作品だなと改めて実感することが多かったです。 鈴木:サラリーマンをやったことのない主人公が東京に出て来て、右も左もわからないところから仕事を始めます。はじめはもちろんうまくいかなくて、会社で水やりをさせられるところからですが、すごく対話を大切にするキャラクターだと感じました。 影山:私がその水やりをさせるきっかけ(となる会社の先輩・一美)なんですけど(笑)。自分と違うものに出会ったとき警戒心を持つことって誰しもあるかなと思うんです。 一美も最初は金太郎に警戒心があった。でもそれを自分の目や心で解いていく金太郎の姿は本当に勉強になりましたし、対話というのが、日常生活でいかに自分を形作っているのかを実感する瞬間ばかりでした。

金太郎の存在や人柄に吸い込まれていく感覚がある(影山)

サラリーマン金太郎 【暁】

『サラリーマン金太郎【暁】編』は公開中 (C) 本宮ひろ志/集英社 (C) 2025映画『サラリーマン金太郎』製作委員会

――過去にも映像化されてきた人気作です。過去作をご覧には。 鈴木:高橋克典さんのものも、永井大さんのものも見ました。それからアニメ版も見ましたし、原作も読みました。それぞれに良さがありましたが、やっぱり金太郎のキャラクターが強くて、あの魅力的なキャラクターは、どこにも存在していた印象です。 ――令和版と謳っていますが、クールな金太郎ではなく、鈴木さんらしいより爆発力に溢れた熱い金太郎になっている気がします。 鈴木:声が枯れました(笑)。 ――影山さんは過去作については。 影山:もともと金太郎の存在は知っていましたが、ちゃんと拝見したことはなかったので、永井さんの作品を拝見したのと、役作りと思って原作漫画を全巻読んだんです。そしたら一向に一美が出てこなくて。映画のオリジナルキャラクターだったことに、全巻読破してから気づきました(笑)。 でも読めば読むほど、金太郎の存在や人柄に吸い込まれていく感覚がありましたね。太陽の方向を向くひまわりみたいで、ひまわりがみんなを笑顔にするのと似た感覚だと思ったのですが、それって金太郎が心で会話をするからで、相手がいるからより感じる魅力なんだろうなと。
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影山さんは人の懐に入るのが上手な方です(鈴木)
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ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi

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(C) 本宮ひろ志/集英社 (C) 2025映画『サラリーマン金太郎』製作委員会
『サラリーマン金太郎【暁】編』は公開中
『サラリーマン金太郎【魁】編』は2月7日(金)公開
公式サイト https://salaryman-kintaro.com/

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