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“体重126kg・Pカップ”女性の知られざる日常生活「自分らしく生きられる体重であれば、それが一番」

ぽっちゃり界隈は“肉派”が多い

あみ:あと、個人的なことで言うと、実は肉よりも魚が好きです。 ――へぇ、意外ですね。 あみ:ぽっちゃり界隈は完全に“肉派”です。みんな事あるごとに焼肉へ行こうとするし、実際にたくさんの肉を食っていますが、私はそんなに焼肉は食べたくないです。同伴で叙々苑とか散々行きましたので、今は肉への欲望はあまりありません。魚と野菜がおいしい店にもっと行きたいです。 ――“みけぽ”というだけで肉を食わされがち? あみ:いや、本当に。最近、知人で魚好きの若いぽっちゃり女性がいて、彼女の彼氏と私の彼氏と4人で海鮮居酒屋Wデートをしました。格安店なのにお会計が2万円くらいになっていました。 ――量はともかく食事の内容自体はヘルシーな感じですね。 あみ:中性脂肪もコレステロールも引っかかっていないので、わりと私は健康的なみけぽです。

“Pカップ”になり、一升瓶も持ち上げられるようになった

――服や下着はどこで買っているんですか? あみ:SHEINなどのECサイトならいくらでもサイズありますし、ユニクロでもモノによっては3Lとかで着られます。10代の頃はHカップのブラジャーを無理やり着けていました。大人になってからは一応、“Pカップ”と言っています。 ――本当に規格外というか……。 あみ:太ると胸の重量も増え、いろんなものを挟めるようになりました。一升瓶も持ち上げられます。下着や服はサイズ選びが大変だし、ヒールは危なくて履けないし、一般体型の女性と同じものが使えるのはメイクぐらいですね。メイクだけは平等です。面積が広いぶん、消耗は早いですけど。 ――ぽっちゃりの方って肌が綺麗な方が多い印象もあります。 あみ:ただ、汗っかきで乾燥肌というパターンもけっこうあります。私はぽっちゃり仲間とメイクの情報交換がしたいんですけど、メイクに詳しい子はあまり多くないです。「また、そんなに化粧品買って! 顔はひとつしかないんだよ?」って、よく言われます。
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変質者やナンパのターゲットにはなりにくい?
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1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii

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