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「観光ビザでも仕事はある」日本で違法に仕事をあっせんする中国人解体業者。現場の近隣住民からは怒りの声

閑静な住宅街の中に違法解体現場はあった

[インバウンドで違法行為]一斉捜査!

雑すぎて1カ月かけても終わらない違法解体現場!「時々しか作業員が来ないので作業がすごく遅い」と近隣住民

 その後も仲介料をひたすら要求してくるため、Aとの交渉は中断。小紅書からの応募に切り替えると、2人の業者から「観光ビザでも働ける」と返信があった。  そのうちの一人の業者Bは、仲介料の要求もなくすんなりと作業現場の写真を送ってきた。  現場は千葉県の総武線沿いの閑静な住宅街。  当然、志願はせずに向かうと、作業員の姿はなかったものの、更地となった場所にショベルカー、ポリタンク、ホース、木版、粉砕されたコンクリート片などが無造作に放置されていた。  また、解体作業での失敗だろうか、現場横の公道上では排水溝を覆うコンクリート蓋の一部が破壊され穴が開いていた。

「公共物まで破損されたが、修繕してくれるか不明」

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破壊された公道のコンクリート蓋

 近隣住民に話を聞くと、憤りながらこのように証言した。 「外国人も働いていましたよ。解体って本当は1週間くらいで終わるはずなのに、もう1か月くらいかかってます。いろんな現場をかけ持っていて、ついでにここもやってる感じがしますね。作業も雑で、境界線をはみ出して排水溝のコンクリートまで壊してしまっている。これは公共物なのに、ちゃんと修繕するのかも説明がありませんでした」  同住民によると、解体には日本の某大手デベロッパーも関わっているという。当該企業は、違法解体業者が下請けをしている事実を把握しているのだろうか……。  早く対策を打たなければ、日本中が不法就労の外国人で溢れ返る日が来てしまいそうだ。 取材・文・撮影/週刊SPA!編集部
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