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「なぜ、ディーラー車検は高いのか」元営業マンが暴露。“頼んではいけない”整備オプションも

ディーラー車検を安くするためには?元営業マンが解説!

交渉そうはいってもディーラーの方が信頼できるから高くてもディーラーに車検を頼む、という人も少なくありません。ディーラーに車検を頼み、かつ費用を抑えるために必要なポイントを紹介します。 まず、「車検前に必ず見積をとる」ということ。見積から不要な作業を省くことが可能な場合もあります。筆者が勤めていたディーラーでは「下回り洗浄」が見積に必ず入っていました。車検整備前などに下回りの汚れを高圧洗浄できれいにするというメニューでしたが、これだけで1万円近い費用が計上されていました。 これは車検に必須の作業ではないうえに、自分でコイン洗車場などでしてから車検に持ち込めば大幅な費用カットが見込めます。 次に「車に必要な整備を見極める」ということ。事前に見積をとった際に「おすすめ」と呼ばれる作業内容のうち、本当に必要なものとそうでないものに分けます。例えば「修理をしないと車検に通らない」ものや、車検時にしか交換することのない「ブレーキフルードや冷却水」は必要です。 一方で必要のないものは「バッテリーやタイヤなど、いま交換しなくても車を乗り続けられる可能性の高い部品」や「添加剤などのケミカル商品」です。これらは見積担当のメカニックまたは受付のフロントとよく話して聞いた上で判断しましょう。ただし、車検に関係ない部分でも車にとって必要と判断される整備であれば受けたほうがいいでしょう。 また、車検整備を実際にしてもらっているときに連絡を密にとって都度判断する、というのも費用を抑えるためには有効な手段ですが、場合によっては部品の手配などで車検にかかる時間が長くなってしまう可能性もありますのでケースバイケースです。 <文/宇野源一>
埼玉県在住の兼業ライター。大学卒業後、大手日系自動車ディーラーに就職。その後、金融業界の業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事しながら、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP資格を取得。X(旧Twitter):@gengen801
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