R-30

【独vs仏】高級車ガチンコ燃費対決

“ガイシャ=燃費が悪い”という固定観念を打破すべく、今回も秘術を尽くした燃費対決をお送りいたします。相手は、色気はないけど働き者! ドイツのVWパサート。挑むは、見た目のわりに値段が安いフランスのシトロエンC5。独vs仏(一部は独だけど)の高級車ガチンコバトル開戦!

欧州製高級車燃費対決
MJブロンディ=文 木村博道=写真

 SPA! 読者の貧困層諸君、おはよう! 今日も満員電車で通勤ご苦労さん!

 ところで、諸君らは知らないと思うが、高級車とはイイものだ。まず乗り心地がイイ。電車で座ることすらままならない諸君らには見当もつかないだろうが、それは空飛ぶ絨毯のような気持良さなのだよ。

 もちろん、周囲の見る目も違う。我が家にはポンコツの初代プリウスと超高級車のシトロエンC5があるが、2台では周囲の扱いがまるで違う。ズバリ、ノロマと貴族。やはり人は見た目が9割なのか。

 しかも私が購入したC5、見た目的には600万円はする雰囲気なのに、たったの399万円から買える。こんなに安くていいんスか!?

 燃費もイイ。エンジンはたったの1600cc(+直噴ターボ)。十分な加速力を持ちつつ、リッター13kmは固い。乗り心地は極上、扱いは貴族、値段も安くて燃費もイイんだから、一度乗ったらやめられないぜ、ダッハハハハ!

 そんな私の高級車に、ライバルが現れた。ドイツの雄.フォルクスワーゲンの新型パサートだ。

 ボディサイズはほぼ同じ。見た目はタクシーみたいで色気ゼロ、貴族扱いは到底ムリだが、乗り心地はドイツ車にしてはふんわりソフトで、ハイドロサスのシトロエンと比べても、ガタ落ちということはない。

 問題は値段と燃費だ。新型パサートは、324万円からと大幅に安い。加えて燃費が凄い。日本のカタログ燃費(10.15モード)でリッター18.4km。クラウンの2500cc車がリッター12.4kmだから、この数値が高級車としてどれくらい凄いかわかるだろう。

 一方我がシトロエンC5は、たったのリッター10.2km。8割も負けている。

 パサートのエンジンは、わずか1400cc(+直噴ターボ)。C5とは200ccの差がある。加えてアイドリングストップも装備。車重も1430kgと、C5より200kgも軽い。ここらあたりが原因か。

 しかし実際に燃費対決をすれば、いい勝負に持ち込める自信が私にはある。なぜって我がC5のエンジンも、BMWの技術をベースにしているから! BMWがフォルクスワーゲンにそうやすやすと負けるはずがなかろう

⇒(後編)「欧州製高級車はリッター20kmを上回る!?」につづく

フォルクスワーゲン 新型パサート
フォルクスワーゲンのパサートシリーズは、今回で7代目を数える。セダンは324万円~、ステーションワゴンのヴァリアントは346万円~。全グレードがエコカー減税対象車だ

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中。清水草一.com

ハッシュタグ




おすすめ記事