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「ゲーム会社は20代で挑戦できる仕組みになってない」トップクリエイターが語る

ゲーム業界のキーパーソンが登場! 【トップクリエイターの仕事場】 ⇒前編はコチラ https://nikkan-spa.jp/218016 ゲーム会社に就職しないでクリエイターになる方法 ◆【後編】 「会社設立」 片岡陽平氏 僕は学生時代に会社をつくり、SCEのクリエイター発掘企画に合格して、ゲームクリエイターとしてのキャリアが始まりました。こう書くと順風満帆なようですが、挫折もいろいろありました。5人で結成した会社は、一時調子に乗って8人に増えたものの、その後「お前なんかについていけねぇんだよ」と反乱が起きて、たった2人に(笑)。見いだしてくれたプロデューサーにも、「お前らクビ、契約もう切るわ」って言われて、もう1本、もう1本やらせてくださいって。今回の『TOKYO JUNGLE』に至るまで、何十本という企画を立案しました。でも会社が2人になっても別のことをしようとは思えず、自分が遊びたいと感じるゲームを作ろう、その気持ちしかなかったですね。  お金も限られているので、オフィスも民家なんですよ。二世帯住宅で上に家主のおじいちゃんとおばあちゃんが住んでいて、本当は下に息子さんが入るはずだったところを安く借りたんです(笑)。だから、壁紙やカーテン、クローゼットの家庭的な雰囲気に耐えることができれば、非常にいい物件です(笑)。ただ、疲れてくるとリラックスして寝ちゃうけど。  ゲームクリエイターになるにはゲーム会社に就職し、経験を積むのが一般的でしょうけど、僕はいきなり会社を立ち上げてここまで来ました。そもそも、僕には会社勤めが無理だと思うんですよ。上の人の指示に単純に従うだけでは、つまらないと感じてしまう。それに、ゲーム業界は上も詰まっていて、20代で何かに挑戦できる仕組みにはなっていない。“作りたい”という初期衝動をダーッと出す、それが表現の根本だと考えたら、自分で会社を興す以外に道はない、と思っていました。 【片岡陽平氏】 ゲームディレクター。株式会社クリスピーズ代表取締役。型にとらわれない斬新なアイデアでゲーム界に新風を吹き込む
TOKYO JUNGLE

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(C)2012 Sony Computer Entertainment Inc. ― ゲーム会社に就職しないでクリエイターになる方法【2】 ―
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