過激すぎるアイドル「スチームガールズ」を直撃【後編】

 アイドル戦国時代が叫ばれて久しい昨今。東京・秋葉原からまた一つ、「我こそは!」と名乗りを上げるアイドルが登場した。その名も、スチームガール。地下アイドル界ではすでに、ド派手なパフォーマンスで話題を振りまいているユニットだ。その素顔は如何なるものか……。直撃インタビューを敢行した!【後編】

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 秋葉原にある「アリスプロジェクト常設劇場」で、スチームガールズといざご対面。メンバーを代表してインタビューに応じてくれたのは、リーダーの新矢皐月さん、小柳朋恵さん、神谷えりなさんの3人だ。

――なんとなく話していると、そのイメージは理解できました。オーディション合格後は、どのような流れでユニットができたんですか?

神谷:もともと、オーディションに受かったあとは、みんな研修生になってたんです。その時は、OZ(オズ)という研修生のユニットで個人個人が勉強していて、そこから半年後にスチームガールズができた、という流れですね。

――最初からあの激しいパフォーマンスは固まっていたんですか?

小柳:いやぁ、もう試行錯誤です。正直に言うと、あんまりアイドルに興味がなかったコたちが集まってきたので、アイドルというものがどうすればいいのか、全然わからなかったんですよ。

新矢:何をすればいのかわからなかったですね。それこそ、ポーズとか、話し方とか……。

神谷:写真にうつるときもポーズのとり方がわからなくて、ずっと棒立ちでピースしてました(笑)

――今ではスチームガスをぶっ放したり、レーザーを照射したりしていますが、当初のお客さんの反応はどうだったんですか?

小柳:微妙でしたね(笑)。以前から、先輩ユニットのアリス十番さんが「ダイブするアイドル」というコンセプトで激しいパフォーマンスをしてきたんですが……。それに比べても、「ここまで来ちゃったか~」という苦い顔をしているファンの方もいました(笑)。

神谷:アイドルライブじゃなかったですね(笑)。ファンの方も、最初はどうしたらいいんだと困っていたと思いますよ。私たちの楽曲って、魅せる曲というか、一緒に“ノル”ような感じでない曲も多いんです。ファンの方も、「曲のどの部分で、MIX(曲を盛り上げるために行うコール)をやっていいのかわからなかった」と言っていました。

新矢:それが段々と受け入れられていった感じですね。実際にファンの方からも「ここでこういう風に盛り上げたいんだけど、掛け声を入れていい?」と聞かれたりするんです。私たちもメンバー同士で「ファンもこう言ってるし、ココはこうしよう」とアレンジしたりしています。まぁ、なかなか上達してないんですけどね……。

スチームガールズ

全員集合!

小柳:振り付け自体は、AKB48の『RIVER』という楽曲の振り付け担当さんがやってくれているんですよ。だから、すごくかっこいいパフォーマンスになっているのですが……そのぶん、難しい!

――でもライブのパフォーマンスを見ると、全員で動きを揃えたダンスなど、キレイにできていると思いましたが……。

全員:おお~、ありがとうございます!!

新矢:ライブ終了後に皆で集まっておさらいしたりとかして、練習している成果だと思います。メンバーの亀田玲央奈ちゃんが振り付けもできるので、全体的に見て、「もっとココはこうしたほうがキレイ!」と教えてくれたりするんですよ。

小柳:アリス十番は個人で魅せたり、観客を煽ったりするパフォーマンスなので、私たちは「全体で揃えて、ロボットみたいに魅せたい」とメンバー同士で話しているんです。

――ライブの稼働日も多いんですよね?

新矢:ハイ。毎日公演をやっています。平日は2公演で、土日祝日は3公演やっているので。あと、外部で無料のライブもやったりします。

神谷:休みないですね(笑)。ほぼゼロです。

小柳:まぁ若いので元気なんですよ(笑)。だからまだまだ頑張れます!

◆CDのオリコンランキング入りで「鼻水垂らして喜びました」

――アリス十番とのコラボCD『仮面女子』は、オリコンチャートでも上位に入りました。結果をどう受け止めましたか?

小柳:もう、驚きどころか絶句しましたよ!

新矢:ライブの最後に、ステージにアリス十番のリーダーの方が出てきて「オリコンデイリー6位に入りました」と発表されたんですが……。もう、鼻水垂らして号泣しました!嬉しくて信じられなかったです。

神谷:ランキングを見ると、前後にファンキーモンキーベイビーズさんのCDとかもあって、「なぜ私たちがココにいるんだ」と、しばらく実感が湧きませんでしたから。

――では、知名度が上がってきたとも感じますか?

神谷:いや~まだまだですよ。秋葉原でガスマスクを着けて歩いていると、「アリス十番だ!」と言われますから。たぶん、「マスク=アリス十番」となっているのかなと。

――でも次の目標としては、「スチームガールズだけのCDを出そう」と、なりますよね?

新矢:もちろん、そうですね。でも、私たちの楽曲って、どんどんアイドルらしさから離れていっているんですよ。ミクスチャーの曲が多いし、「今度はダブステップ(エレクトリック・ダンスミュージックの一種)をとりいれた曲もやっていこう」という流れにもなっていまして……。もう、どんどんアイドルの範疇から離れていっています。

小柳:でも私たちも、もともと「アイドルをやりたい」って思って集まってきたメンバーじゃないので、全然、抵抗がないんですよ。むしろ、しっくりきています(笑)。

神谷:アイドルっぽくはないかもしれないけど、楽曲は本当にカッコいいので、是非聴いてほしいです。今はアイドルユニットがたくさんあるじゃないですか。そのなかで、私たちはどちらかといえば、ゲテモノなんですよ(笑)。でも、本格派アイドルばっかりじゃつまらないと思う。スチームガールズが今後、ほんのりしたアイドル界に突如現われた、“七味”のようなスパイスになれたら、嬉しいですね。

 6畳一間での居候暮らしを続けながら、日々努力を重ねる”ど根性”アイドルたち。ゲテモノなどではなく、彼女たちがメインストリームに躍り出る日も……来るかもしれない! <取材・文/日刊SPA!取材班 撮影/難波雄史>

【スチームガールズ】
アリスプロジェクトから登場した第二のアイドルユニット。ツイッターで「スチガ」とつぶやくと、メンバーが フォローしにくるらしいので、要チェック。また、スチームガールズやアリス十番など、地下アイド ルたちの過酷な現状を無料配信中(http://www.alice-project.biz/alice_documentary.php

仮面女子

アリス十番&スチームガールズのコラボ!





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