ヤリマン女子を見抜くための「お・も・て・な・し」とは?
―[山田ゴメス]―
また、あの女性から、わたくし山田ゴメスに電話がかかってきた! 暴言的断定型のセックスマニュアルを得意とするカウンセラー兼ライターの菊池美佳子さんである。なんでもまた、新しい「ヤリマン女子を見抜く定義」を発見しちゃったんだそうだ。キーワードは、ちょっと旬は過ぎ気味だが、「お・も・て・な・し」であるらしい。とりあえず、話をおうかがいしてみよう!
――コレって“今のご時世に、安易に「おもてなし」なんて言葉を使っちゃう女は、頭が弱いからすぐヤレる”みたいなヤツですか?
菊池:いや、そんな単純なことではないんです! じつは「お・も・て・な・し」の一文字一文字を頭文字にするキーワードに、ヤリマン女子を象徴する要素が隠されている、そういうことなんです。
――なるほど。そういうことなんですね? つまり、数え唄っぽい感じで話を進めていけばよい、と。無茶苦茶単純じゃないですか?
菊池:これくらいシンプルでベタなほうが、マニュアルとしては優れているんですよ。だって、有事の際でもすぐ思い出せるわけですから。
――なるほど。それはそうですね……。では、早速イッてみましょう。まずは「お」!
菊池:「おじ様好き」。おじ様好きを公言する女性は、ほぼ確実にヤリマンです。
――そのココロは? まさか、おじ様の老獪なテクニックを味わってみたい好奇心の旺盛さがあるから、なんて在りきたりな回答じゃないでしょうね?
菊池:それもたしかにあります。でも、そんなこと以前に、おじ様好きな女性は理屈抜きに“セックスしてもいい男”の間口が広いんですよ。おじ様好きは若い男性ともエッチはできますけど、若い男性が好きな女性は基本、おじ様とエッチはしないですからね。
――たしかに! コイツは、わりと納得できました。んじゃ、次は「も」!
菊池:「盛り合わせ」。居酒屋とかで、焼き鳥などを注文するときに盛り合わせを頼む女性はヤリマンの可能性大です。
――もし本当なら、コレは判別しやすいかも。で、そのココロは?
菊池:ハツだの砂肝だのレバーだのと、いちいち焼き鳥の種類を選ぶことを面倒臭がって、つい「盛り合わせ」にしちゃう女性は、酔うと男性を選ぶことも面倒臭くなっちゃって、ちょっと強引に迫られただけですぐお股を開いちゃうんです。
――う~ん、思い当たるフシがなくもない……かも? けっこうリアリティありますね。GOODです! では「て」!
菊池:「低姿勢」。男に対して低姿勢な女性は、根っからのヤリマンです。
――なんか、そのまんまって感じがしなくもないのですが……。念のため、そのココロは?
菊池:デートや合コンなんかで、男性と話すとき必要以上に敬語だったりする女性っているじゃないですか? この手のタイプは、とにかく自分に自信がないんです。自信がないから「殿方が私なんぞとしゃべってくださるだけで、もう恐縮です」みたいなことを真剣に思っているんです。そして、そういう女性はセックスに関しても「ヤラせてあげる」ではなく「ヤッていただく」という感覚なんです。
――すいません……。やはり、そのまんま感は拭えません。
菊池:まあ、「て」は埋め草ということで(笑)。どんどん行きましょう!
――ですよね? 行きますよー。ハイ、「な」!
菊池:「懐メロ好き」。カラオケで懐メロを好んで歌う女性は、ヤリマン率65%以上です。
――なんか、微妙なパーセンテージですね。この数字は結局ヤリマン率が高いってことになるのでしょうか?
菊池:昔の曲であったじゃないですか。「65点のヒトが好き~♪」って。
――松本ちえこですな。全然答えになってません。とりあえず、そのココロは?
菊池:いま流行りのヒットソングを歌わない女性は、一般論に流されないという確固たる意志を持っています。「AKBやら、ももクロが流行っているけど、私は明菜チャンが好き!」みたいに。よって「本命以外の男性に軽々しく股を開いてはいけない」という一般論にも流されにくい女性が多いです。「本命じゃなくても、私の意志でセックスするんだ!」という、我が道をいくタイプですね。
――最近、40代で化粧品関係の美女軍団とカラオケに行ったんですよ。で、全員が昭和歌謡ばっか歌ってましたが、ヤレる気配は微塵とも感じられませんでした。
菊池:それは世代的にも単に昭和歌謡が好きだっただけなんでしょうね……。そういうこともままあります! ちなみに私は昭和歌謡って、年齢ではストライクじゃないけど、大好きです。そしてヤリマンです!!
――まあ、65%ですからね……。案外、適切な確率かもしれません。ってことで、最後に「し」!
菊池:「シメない」。鍋を注文したとき、最後に雑炊やうどんなどの炭水化物でシメない女性は、即日エッチ、ヤル気マンマンです。
――ほう! そのココロは?
菊池:ズバリ! エッチしようってことになって裸になったとき、炭水化物でお腹がポコンと出ちゃっているのを男に見られるのが嫌だからです。
――おっと! コイツは今までで一番理に適っている感じがします!!
菊池:でしょ? だから、今度もしゴメスさんと鍋を食べる機会があれば、そこんとこ、よくチェックしておいてくださいね。
<取材・文/山田ゴメス>
【菊池美佳子(きくち・みかこ)】
1977年岩手県盛岡市生まれ。コラムニスト・占い師・カウンセラーほかの肩書きを持つ。21歳~29歳までキャバクラ嬢・テレフォンセックス嬢・企画物AV嬢としても活動。29歳で引退後、ライターに転身。日刊スポーツ 『菊池美佳子のセックス相談』、スーパー写真塾 『オンナがセックスしたくなる時』、メンズサイゾー『 現役セックスワーカーの素顔と本音』、サイゾーウーマン『ヤリマン肯定主義』、AM(アム)『菊池美佳子の世直しSEX 思い込みベッドルールを捨てよう!』ほか、連載多数。ブログ(http://www.diamondblog.jp/official/kikuchi_mikako/)
【山田ゴメス】
1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」(https://nikkan-spa.jp/gomesu)も配信中。著書『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)も好評発売中!大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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