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“ナンパ箱”として生き残りをかける大阪クラブ戦争

クラブ, ナンパ, 大阪

「踊ったら逮捕」のクラブ摘発が新たな現象を生んでいる

 2011年頃から日本全国で吹き荒れている風営法違反によるクラブ摘発の波。「踊ったら逮捕」という警察当局の厳しい取り締まりの結果、深夜1時までの営業時間を守る健全なクラブが出来はじめた一方、純粋に音楽を楽しむ場所ではなくなったという。いったいどういうことなのか? クラブ関係者がこう話す。

「営業時間が短くなったことで、純粋な音楽やダンス好きを相手にしていては客が集まらず、サラリーマンやOLをターゲットにしないと採算が合わないんです。そこで、最も集客できるものとして“出会い”、つまり“ナンパ箱”を特徴にしているクラブが増えてきました」

 こうした傾向が特に強いのが、大阪のクラブだ。再開発が進む梅田のクラブ「O」や、心斎橋の「B」、芸能人もDJとしてイベントに参加することでも有名な梅田の「G」、東心斎橋の「W」などは、すべてナンパ箱と化しているという。

「そのおかげで、ナンパされたい女とナンパしたい男で、平日でも行列ができる箱があるくらい」と話すのは、大阪のクラブ関係者だ。

「クラブ側は集客のために、女のコは基本的にエントランスフリー。週末は入場料をとるところもあるが、フェイスブックで『いいね』したら無料とか条件を付けてフリーにしている。“関西一のナンパ箱”と言われるミナミの『G』では、女のコの入場料をフリーにする条件が『ホットパンツかミニスカ着用』にしている。しかも、パンストやレギンスを履いていたらダメ。そんな女たちが集うクラブに、男が集まらないわけがないですよね」

 さらに、クラブ側は集まった客のためにDJやMCを使い、男女の出会いを最大限演出してくれる。

「とにかく煽りまくる。DJが『一期一会サイコー!』『この後はどこに行くの?』と煽れば、客は『ホテル!』と叫ぶ。DJブースの横にはマイクを持って客を煽るだけの専属の人もいて、もはや大阪のクラブの名物になりつつありますよ」

 生き残りをかけたクラブの熾烈な集客競争。警察当局の厳しい取り締まりは、新たなムーブメントをクラブに巻き起こしてしまったのかもしれない。

<取材・文/日刊SPA!取材班 photo by flickr Quizzes Net




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