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パズドラの次は?株価で判断【最新スマホゲーム事情】

― 木村和久の「オヤ充のススメ」その5 ―


スマホゲーム, 株価

オヤジ心をくすぐる人気スマホゲームの「ドラゴンクエスト・モンスターズ・スーパーライト」

 最近、スマホゲームのドラクエにはまってしまい、連日レベルアップに勤しんでおります。やっているのは「ドラゴンクエスト・モンスターズ・スーパーライト」というシロモノ。2月にダウンロードを開始して、すでに最高のSランクのモンスターを5匹、しかも全部最大レベルまで達して、やることがなくなりつつある。

 けど、また有望なモンスターを見つけたら、育てて強くするんだろう。オレってキャバ嬢も、モンスターも育てるのが好きなんだなって、つくづく思ったっす。

 このアプリ、2月から2か月で400万ダウンロードした怪物アプリで、しかも1回300円でジェムという宝石みたいなのを買い、それを使って、モンスターを当てるガチャができる。こっちは一切お金を使わず、無料のジェムを集めて、それを育ててやっているが、400万人もいれば、ガチャで手っ取り早く強いモンスターを当てる人もいるでしょう。

 通常3000円で、10回くじを引ける。強いモンスターが現れる確率は、10%程度だから、たぶん3000円がワンセットだろう。それが400万人。平均を取って1人1000円使ったとしても、いくらになることやら……。運営している「スクエアエニックス」の株価も1800円程度だったのが、最高3000円まで上昇し、時価総額は1200億円を超えている。いやあ、スマホゲームって当たると、おそろしや~ですな。

 そんな戦国時代のスマホゲーム業界、次の覇者はどのゲームなのか、当ててみたい。

 実は平日、デイトレーダーとして株価を監視しているので、そこら辺の事情はよくわかるのだ。

 まず指標というか、みなさん目標としているのが「パズル&ドラゴン」で当てたガンホー。ガンホーの時価総額が3月末時点で、6400億円台。株価は2012年末に70円台だったのに、パズドラがヒットするや、20倍強の1600円超え。つまり、時価総額が1兆円を軽く越えたのだ。

 ゲーム1つで1兆円って、なんか世の中間違ってないか。最高時は2兆円に迫る勢いで、任天堂の時価総額も軽く越えてしまった。まさにソフトがハードを食う典型だ。今でも550円前後を安定維持しているから凄い。

 ちなみに、総ダウンロードは2400万回、現在も月商100億円超えだから、笑いが止まりません。社長の孫さんは、ソフトバンクの孫さんの弟。だからなのか、ソフトバンクが約33%の株を保有している。

 ガンホーの話が凄いので、ほかがかすんでしまうが、死に体の会社を救ったゲームがある。それが「モンスターストライク」だ。

 運営会社はミクシィ。SNS部門はLINEやFacebookに押されてジリ貧だった。そこで、ソーシャルゲームに打って出た。去年の秋、100円ちょいだった株価が最高値で9倍の9000円台を記録。今でも5000円台後半を維持して、時価総額は340億円もある。これも300万ダウンロードをして、ドラクエ並みのヒットなんだが、いま一つピンと来ない。ゲームをやる人の感性によって、評価が分かれるのだ。その違いを見てみてみよう。

 ここでようやくオヤ充の出番です。われわれゲーム世代は、スポーツで言うと野球の感覚だ。ドラクエは、敵との応酬があるが、基本は攻撃して、守っての順番がある。バトルも1回ごとに考える余裕があるから、オジサンとしては非常にありがたい。

 ところが、パズドラあたりになると、なんか宝石のパズルをイジっていると、勝手にバトルが発生して、気づくと勝っていた、と。これはスポーツで言うとサッカーですな。気が抜けないし、考える暇を与えてくれない。けど、適当にやっても勝つから、レベルとしては甘いかな、と。

 さらに、パズドラを激しくしたのがモンストなのではないかと思う。オジサンとしては、もう何がなんだか。4人のチーム編成で、しかも勝手にチームができているし。球が弾きだすと、もう止まらない状況で、これならチンパンジーにさせても、けっこう勝つんではないか。

 まあ感性の違いとして、処理させていただくが、オジサン連中はついていけないっす。

 さあいよいよ、いろんな株価を見ているなか、ひとつ急上昇している銘柄がある。しかも間もなく大型ソーシャルゲームを出すというから、期待が持てるんじゃないか。その会社は、ズバリ「ドリコム」だ。

 この会社、去年の秋は1000円程度の株価だったが、今年の1月には4倍の4000円の値をつけている。いったい何があったのか? 新しいゲームを発表したのだ。

 ゲームは天文学的メガヒットを飛ばしている人気漫画「ワンピース」だ。タイトルは「ONE PIECEトレジャークルーズ」という、ロールプレイング型冒険ゲームという。「バンダイナムコゲームス」との共同開発だが、バンナムは会社もデカく、たくさんのゲームを出しているので、株価が直接反映するのは「ドリコム」のほうだろう。

 肝心のゲーム内容だが、まだやってないので、オヤジにも楽しめるか心配だ。タイトルから推測すると、ドラクエに近いのか?

木村和久

木村和久

 ちなみに「ドリコム」の株価は、一時値を下げたが、3月末にまた上昇。2900円前後を維持している。時価総額も100億円程度と、ミクシィより低い。

 これは当たれば伸びしろがある。オジサンとしては、株とゲームの両方から楽しめるではないか。これは配信開始間もないと見たね。

■木村和久(きむらかずひさ)■
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦

トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』




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