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「スマホの個人情報」が勝手に送信される恐怖…バッテリーの持ちが異常に悪いときは危険

電話番号や写真をはじめ、移動記録やWebの閲覧履歴などユーザーの詳細な個人情報がぎっしり詰まっているのがスマホ。自分の個人情報はもちろん、友人や知人、仕事先の電話番号や住所までが入っており、まさに個人情報の宝庫。流出した時の被害は計り知れない。そんなスマホの中身が知らないところで狙われている――その実態に迫った。 ◆バックグラウンドで勝手に個人情報が送信される恐怖 不正送信 バッテリーの減り方が異常に早かったり、ある日を境に迷惑メールが急に増えたり――そうした経験がある人は、知らない間に個人情報が抜き取られている可能性がある。インストールしたアプリが勝手に立ち上がり、バックグラウンドで情報を外部に送信する。そうした動作がスマホのバッテリーを消耗させているのだ。  セキュリティ対策のソフトを開発・販売するマカフィーは、自動インストールを勝手に行うアプリの存在を今年3月に発表。「無料でエロ動画を視聴できる」とうたったアプリをインストールすると、関係のない他のアプリまで次々にダウンロードし、起動する事例が報告されている。  現状では、他のアプリをダウンロードして起動する以外の動作を行っておらず、不審なダウンロードもなかった。だが、それがもし有害なマルウェアアプリだったとしたら、スマホ内の情報は簡単に抜き取られてしまう。 ⇒【vol.2】「大手企業も個人情報を虎視眈々と狙っている」に続く https://nikkan-spa.jp/757893 <3つ以上当てはまったら危険!注意が必要な該当者> ■スマホのバッテリーの持ちが異常に悪い ■Androidユーザーである ■エロ動画や出会い系コンテンツが大好き ■野良アプリをダウンロードしたことがある ■素性のわからないアプリも便利そうなら使う ■インストールした記憶のないアプリがある ■迷惑メールが増えた ■フェイスブックの占いや診断系アプリが好き ■ユーザー数が少ないアプリを抵抗なく使う ■電話番号が必要な出会い系アプリを使う 取材・文/河原塚 英信 イラスト/西アズナブル ― スマホのバックグラウンド「不正送信問題」最前線【1】 ―
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