役所広司の息子は演技派俳優? 親の七光りを感じさせない二世タレントたち
近頃の芸能界において、二世タレントの活躍が目覚ましい。渡辺謙の娘である女優の杏、奥田瑛二の娘である女優の安藤サクラ、千葉真一の息子である俳優の新田真剣佑、岡田圭右(ますだおかだ)の娘でタレントの岡田結実などなど。
俳優・佐藤浩市といえば、日本を代表する名優・三國連太郎さんの息子であることはよく知られているが、若手の中のバイプレーヤーとして順調なキャリアを積み重ねているのが、佐藤浩市の息子である俳優・寛一郎だ。
公開中の映画『チワワちゃん』にも出演中の彼は、映画『心が叫びたがってるんだ。』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『菊とギロチン』などに立て続けに出演。またテレビドラマでは『ミッドナイト・ジャーナル 消えた誘拐犯を追え!七年目の真実』『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』『ドロ刑 -警視庁捜査三課-』に出演している。
朴訥とした雰囲気が印象的な若手俳優は、小さい頃から父の芝居を撮影現場で見ていたそう。偉大な父、そして祖父・三國連太郎にどれだけ近づいていけるのか。今後に注目したい。
今や関東の漫才を代表するコンビとして、大御所からも一目置かれる存在となったナイツ。ナイツといえば、ボケの塙宣之がピン芸人・はなわの実弟であることは広く知られているが、実はツッコミ・土屋伸之も二世であることはあまり知られていない。土屋の母親は、津島明希という女流演歌歌手でマセキ芸能社に所属。その縁でナイツもマセキ芸能に所属することになったと言われている。
「M-1グランプリ」等での活躍を機にブレイクするまでには、長い時間がかかったが、今や土屋は2017年から漫才協会の常務理事を務めており、同協会の副会長を務める相方の塙宣之とともに関東漫才を牽引している実力者へと成長した。
しかしその一方で、「え?この人もそうなの?」と驚いてしまう二世タレントも少なくない。そこで今回は、“親の七光りを感じさせない二世タレント”をピックアップし、そのキャリアを振り返る。
実力派俳優・大森南朋は麿赤児の息子
映画では『殺し屋1』『さよなら渓谷』『アウトレイジ 最終章』などで確かな存在感を放ち、ドラマ『ハゲタカ』でもよく知られている大森南朋は、その渋い風貌と抜群の演技力によって当代きっての演技派俳優としての地位を確立している。 しかし、実は俳優/舞踏家である麿赤児の息子で、二世俳優という立ち位置。よ~く見ると、顔がとても似ている。大森自身、出演作が非常に多いため、二世というイメージは少ないのではないだろうか。 ちなみに、大森の兄も業界人。映画『まほろ駅前多田便利軒』『さよなら渓谷』などを手掛けてきた大森立嗣監督で、まさに芸能家族だ。
俳優・寛一郎は若手演技派俳優
漫才師・土屋伸之(ナイツ)も実は二世
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