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ネットで4000円以下のヨーグルトメーカーの実力は? 甘酒、塩麹、納豆も作れる

 ネットの健康系記事を見ていると、「腸にいい」とか「栄養素が豊富」とかで紹介されることが多いヨーグルト。スーパーに並んでいるのを見ると、安価な商品は手頃だが、ついつい値段よりも、健康に良さそうなブランドの値段が高い商品を手に取ってしまう。  しかも、500gの入れ物に入っていれば食べ応えもあるのだが、そういった商品に限って小さいカップ入りになっている……。どうせなら「健康に良さそうなヨーグルトをバケツで食べたい」と思っていたところ、ヨーグルトを自宅で作ることができると聞いて興味を持った。ヨーグルトメーカーという家電を使えばいいという。  そこで、ヨーグルトメーカーの売れ筋を調べてみたところ、アイリスオーヤマの「IYM-013」が人気のよう。商品のホームページを見てみたら、3ステップでヨーグルトができるという。ちょっと興味が出てきたので、この「IYM-013」を買ってみた。Amazonで3581円と安かったのも即買いした理由の1つだ。

容器が2つ付いている「IYM-013」をAmazonで購入した。画面の「KYM-013」も本体は同じだが、容器は1つしか付いていない

9時間放置で牛乳がヨーグルトに!

 まずは、手順に従って作ってみた。作業する前に、同梱の容器や混ぜ棒、スプーンを熱湯で消毒する。余計な菌を繁殖させないようにするためだ。そして、牛乳パックを開けて投入するヨーグルトの分だけ減らしてから、買ってきた市販のヨーグルトを入れて、本体にセットしてスイッチオン。43度の設定で9時間放置すれば完成だ。本当に手軽だ。

今回は、明治「R-1」を使ってヨーグルトを作ってみる

牛乳パックに「R-1」を投入する

9時間放置する

 冷蔵庫で冷やしてから食べて見ると、確かにヨーグルト。ちょっと固まりが弱く柔らかかったが、牛乳がまるごとヨーグルトになっていた。今回の場合、128円のヨーグルトと168円の牛乳で、1リットルのヨーグルトを作れたことになる。もちろん、ヨーグルトメーカーのホームページにもあるとおり、家庭での培養環境は業務用と異なるので、中身が同じとは限らないことは覚えておきたい。  味を比べると、少し酸味がある。元のヨーグルトの感じは残っているが、同じ物とは言い切れない。とは言え牛乳感はなく、美味しいヨーグルトになっていた。

柔らかめだが、あっけなくヨーグルトができた

ヨーグルト以外にも発酵食品をいろいろ作れる

 筆者は飲むヨーグルトも大好きだ。1リットルパックで買った日のうちに飲み干してしまい、家族からクレームを受けることもある。これも簡単に作れる。牛乳パックを開けて、種になるヨーグルトを入れて、自動メニューから「飲むヨーグルト」を選べばいい。8時間後に完成する。  コストを気にせず、飲むヨーグルトをごくごく飲めるのは、控えめに言っても最高。やはり、少々酸味が強くなっているので、どうしても気になる場合は、砂糖や蜂蜜を投入してもいいだろう。

ネタとなるヨーグルトを投入して8時間待つ

とても美味しい飲むヨーグルトを格安で自作できた!

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クリームチーズ作りにも挑戦
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる

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