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新型Macbook Proを動画編集のために買って、満足した点と不満な点

 何周遅れかわからないが、ビジネスに動画を活用しようと考えて、新しいMacbook Proを購入してみた。  数年前に動画が盛り上がってきたときに、一度、手を付けるかどうか考えたのだが、自分はテキスト一筋でいこうと思い、そのときは始めなかった。しかし、新型コロナウイルスの影響で、経営している飲食店が大ピンチに。テイクアウトや物販も初めつつ、YouTubeを活用して集客に繋げることになった。そこで、あわてて動画編集用のPCを物色したという次第だ。

動画編集デビューをするために新PCを購入してみた

新型Macbook Proのラインナップと性能は?

 Macbook Proの新モデルに関しては、今回はまだレビューの仕事の依頼がきていなかったので未調査だったのが、いつもよりも徹底的に調査してみた。  新型Macbook Proは5月4日に発表。画面サイズは13インチで、2モデルをラインナップする。この新モデルが出たから、動画編集用マシンを購入することを考え始めたと言ってもいい。昨年秋に出たMacbook Pro 16インチは持ち運ぶには大きすぎるし、3月に発表された手頃な価格のMacbook Airでは動画編集のための処理性能が足りない。よって、今回は13インチが候補となる。  価格はThunderbolt 3ポート2を2基、第8世代Intel Core CPUを搭載した下位モデルは13万4800円(税別)~、Thunderbolt 3ポート2を4基、第10世代Intel Core CPUを搭載した上位モデルは18万8800円(税別)~となっている。13.3インチディスプレイで10万4800円(税別)~買えるMacbook Airと比べると確かに高い。  今回は処理性能が欲しいので、上位の第10世代Intel Core CPUモデルを選ぶことにした。購入ボタンを押すと、Core i5からi7にアップグレードするとプラス2万円、16GBメモリを32GBにするとプラス4万円、ストレージを512GBから1TBにするとプラス2万円という誘惑プランが表示されるが、そのまま購入。18万8800円(税込)となった。

混雑しているのか到着までに2週間ほどかかった

 ちなみに、経営する原価BARのスタッフ2名も同時期にMacbook Proを購入。1人は第8世代CPUモデル、もう1人はなんと第10世代のCore i7モデルを購入したことで、これまでWindows一色だった店の中が、Macbook Proだらけになってしまった。  新Macbook Proの特徴は、なんと言ってもキーボード。不評だった従来のバタフライキーボードに変わって、新しいMagic Keyboardを搭載したのだ。高速タイピングが可能で、打鍵音も小さい。近くで動画の撮影をしていてもタイピングできるほどなので、ありがたい。  Touch BarもEscとTouch IDが独立。よく使うキーが使いやすくなったので、これもウェルカム。あとはF10キーのみちょっと押しにくいが、これは我慢のしどころ。Touch IDは精度が高く、動作も快適だ。

従来の不満ポイントが改良されたキーボード

 サイズはW30.41×D21.24×H1.56cmで重量は1.4kg。軽量とは言えないが、なんとかバッグに入れて持ち運べるサイズだろう。バッテリーは最大10時間で、もちろん給電はUSB-Cだ。
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動画編集マシンとしてはどうなのか?
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる

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