劇場版『鬼滅の刃』上陸を望む海外ファン、“煉獄さん”ガチコスプレも
「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の公開から1か月が経とうとしているが、この作品の勢いはまだまだ衰えそうにない。そして、この話題は決して日本国内だけで盛り上がっているものではない。海外からも注目されているのだ。
ASEAN諸国は親日的な国が多い地域だが、日本の鬼滅ブームを見て「私たちの国ではいつ上映されるの?」という声がSNSで相次いでいる。
インドネシアは親日的な国として知られているが、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の上陸を望む声が日に日に大きくなっている。現在、公になっている情報によると、来年初頭にはインドネシアでの上映が始まる。これが地元ニュースメディアも巻き込んで、非常に大きな話題になっている。
筆者は以前インドネシアに住んでいたが、日本のアニメがきっかけで日本語を学び始めた、という若者が多かった。
2014年にインドネシア放送委員会が「クレヨンしんちゃんはポルノ同然の内容だ。規制するべき」と言い出したことがあった。しかし、現地のアニメファンは一斉に反発の声を上げたのだ。「我々の弟をいじめるな!」と。ジャパニーズアニメのキャラクターは、もはや彼らにとっての家族なのだ。
それほどまでに日本のアニメが好きなワケだから、当然、今回の映画で主人公・竈門炭治郎と共に「鬼殺隊」の指令に向かう“煉獄さん”こと煉獄杏寿郎の活躍が見たいという人もたくさん存在する。
が、そもそも「私の地元の映画館、まだ閉まってるんだけど」という意見もSNSで数多く集まっている。考えてみれば、先月までインドネシアの映画館は7か月もの間、閉鎖を余儀なくされていた。理由はもちろん、新型コロナウイルスである。
地域によっては今も映画館が再開されていない。「来年初頭にインドネシア上陸」というが、果たして映画館の営業ができる状態になっているのか。それは誰にも分からない。
海外で劇場版「鬼滅の刃」上陸を待ち望む声
新型コロナの影響で映画館が閉鎖
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