更新日:2020年12月31日 14:44
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ガールズグランプリ直前予想。波乱を呼ぶのは強気コメントの梅川風子か

ガールズケイリンの最高峰レース

児玉碧衣

ガールズケイリンの女王と言われる児玉碧衣選手。男子選手よりも早いタイムで勝つことも珍しくない
写真/(公財)JKA提供

 年の瀬に夢を託すといえば、年末ジャンボ、有馬記念など様々だが、女子レーサーに夢を託すのも一興だ。年末を彩る女子競輪祭典『ガールズグランプリ』が12月28日、平塚競輪場で開催される。今年1年間に活躍したガールズ選手たちのトップ7名が1発勝負を繰り広げる。  ガールズグランプリ2020の出走予定選手は以下のとおり。 <出走予定選手> 1 児玉碧衣 2 佐藤水菜 3 高木真備 4 石井貴子 5 梅川風子 6 石井寛子 7 鈴木美教 ※想定番組のため最終的な番組は公式のものを確認してください

「届かないくらいなら差されたほうがマシ!」女王は前しか見ない

 1番には2年連続でガールズグランプリを制し、今年勝てば3連覇となる女王・児玉碧衣選手が入った。今年着外がわずかに1回。19開催で優勝し、圧倒的な実力を見せつける女王はガールズグランプリに向けて何を想うのか……個別インタビューで語ってくれた! ――レースを見ていると、同じ日に走っている男子よりも早い時計が出ていたりします。男子と走っても負けないんじゃないですか? 児玉 いやいや(笑)。ガールズは(車輪が)ディスクで乗り物が違いますから……逆に男子がディスクで一緒に走ったら? うーん、どうなんでしょうね。 ――いつか一緒に走ってるのを見てみたいくらい強い。児玉選手といえば「差し」の決まり手が一切ありません。最後の直線に入る前までに必ず仕掛けています。 児玉 同じ負けるにしても差しで届かないより、逃げて差されたほうがマシですね。力は出し切りたいと思っているんです。その結果が「差し」の決まり手がないという形になっているのかなと。 ――ガールズグランプリのようなビッグレースでは普段と違う位置取りからレースをする選手が多いですね。 児玉 今年のサマーナイトで全く想定しない初手からレースが始まって(編注)敗れてしまいました(3着)が、本当に勉強になったレースです。そういうレースを今年経験できたのは大きいですね。もちろん今年も獲る気でいます。ガールズにはカワイイ選手もいますし、男子もかっこいい選手もいます、いろんな選手が走っているので、ぜひ見てほしいですね。 (編注 普段初手では先頭からレースをしないタイプの児玉選手が先頭からレースをさせられ、ペースアップしたタイミングで一旦下がることとなり巻き返しが間に合わなかった)
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ナショナルチーム入りした梅川に注目!
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公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
Twitter:@signalright

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