合コンや飲み会で「知り合いだよ」。名前をダシに使われた芸能人の怒り
学生時代の友人や知人、同じ地元の出身者、仕事上で付き合いがある人。そのなかに、ひとりぐらいはタレントなどの芸能人もいるだろう。ついつい、合コンや飲みの席などで「知り合いだよ!(じつはそうでもないけど)」と自慢したくなる気持ちもわからなくもない。
若手俳優のユタカさん(25歳・仮名)は、「合コンのネタに僕の“名前”が使われていて頭にきました!」と怒り心頭の様子。
「ちょっと前にTwitterでおかしなDMがきたんです。知らない女性のアカウントから『この前も会えなくて残念でした。私たちのグルチャ(LINEのグループトークルーム)に招待してもいいですか?』と。アイコンや他の写真を見ても誰だか全然わからない。ファンかもしれないけど、怖いからシカトしたんです」
放置していたユタカさんだが、数日後また同じ女性からDMがきたという。
「今度は何だよ!と見てみたら『明日の飲み会楽しみにしてます』。翌日は収録があるし、飲み会の予定もない。それに僕は酒が好きじゃないので基本的に飲み会は行かないんですよ。だから、いったい何のことだかサッパリわからなくて」
知らない相手から勝手に会うのを楽しみにされている状況に恐怖を覚えた。彼女はいわゆる痛いファンの一種なのだろうかと思ったが……。
「その飲み会があった翌日もDMがきていたんですが、今度は『A君がユタカさんを紹介してくれるっていうから何回も飲み会に参加してるのに……釣りですか?』といった内容だったんです」
Aという男は、ユタカさんの中学時代の同級生だ。とはいえ、ほとんど付き合いはなく、LINEも知らない間柄だったいう。今回の件で共通の友人をたどり、何とかAに連絡が取れたが――。
「僕からのいきなりのLINEにビックリしてました。問い詰めたら、飲み会のダシに何回か僕の名前を出したみたいなんです。そんなに有名ではないけど、検索するとWikipediaや出演作一覧は出てくるから、女の子に言うと食いつきが良かったらしいです。一応、芸能人だからってことみたいなんですが」
Aは懲りずに「せっかくだから、本当に今度飲み会に来てよ!」と悪びれることもなく誘ってきたそうだ。
「勝手に名前を使うような奴とは仲良くできないですよね。『二度と名前使わないで』とLINEを送ってブロックしました」
だが、筆者も現役グラビアアイドルの端くれ。実際に名前を出されてしまった芸能人たちに迷惑が及ぶこともあると知ってほしい。
合コンの“客寄せパンダ”に使われていた若手俳優
ネット検索で出てくる男の名前は女の食いつきがいい
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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