更新日:2021年11月25日 17:16
お金

とんねるず「買うシリーズ」。スギちゃんの648万円腕時計の相場が急変していた

「買うシリーズ」の総額は1億円

 腕時計投資家の斉藤由貴生です。 「とんねるずのみなさんのおかげでした」という番組で有名な「買うシリーズ」。番組は2018年に終了したものの、今でも記憶に残っている有名な企画だといえます。そんな「買うシリーズ」の「買わされた」総額は1億円にも達するそうです。「買うシリーズ」は、高級腕時計やクルマなど、「高いモノ」をゲストに半ば強制的に買わせるという内容だったのですが、その「時計部門」で最も高いアイテムを買ったのがスギちゃんであります。  スギちゃんが購入したのは、ロレックスの「デイトナレパード」と呼ばれるモデル。購入額は648万円で、2位に圧倒的な差をつけての1位とのことです。この648万円という金額もすごいことながら、その選択もまた強烈。まさに、スギちゃんらしい「ワイルド」な選択だったわけですが、当時の放送を見ると、共演者が驚いている様子が見受けられ、実際「スタッフさんが驚いている」とスギちゃん本人が発言していました。

クセがスゴい腕時計

ロレックス デイトナ 116598SACO(デイトナレパード)

ロレックス デイトナ 116598SACO(デイトナレパード)

 最近では、腕時計は「買った値段よりも高くなる」という事例がそれなりに知られていますが、そうはいっても、「デイトナレパード」のような特殊なモデルは、「買った値段よりも高くなる」ということは難しいといえます。  このデイトナレパードという腕時計は、その「レパード」という名の通り、まさにヒョウ柄の腕時計。ストラップ部分はもちろん、文字盤にも「ヒョウ柄」が施されており、その周りをダイヤモンドとイエローサファイアで埋め尽くされている、クセがスゴい腕時計であるわけです。  つまり、このデイトナレパードは、超高値なモデルでありながら、人を選ぶような1本であるといえます。個人的には、日本人でこの腕時計が似合うのは、マダムシンコさんぐらいしか思い浮かびません。そういったことから、デイトナレパードの需要は限られる傾向があるといえ、その結果、「買った値段よりも高く売る」という難易度は、いわゆる“人気モデル”と比べると格段に高いといえます。
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買った値段より高くならない状態が続く
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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