更新日:2021年11月25日 17:16
お金

とんねるず「買うシリーズ」。スギちゃんの648万円腕時計の相場が急変していた

買った値段より高くならない状態が続く

 実際、同じ「買うシリーズ」で、“人気モデル”に該当する腕時計を選択した有吉弘行さんは、今から4年前の段階で、すでに「買った値段よりも高くなる」状態を達成しています。詳しくは、2017年5月の記事に書いたとおりですが、2011年に約80万円で購入したロレックスシードゥエラーは、2017年5月の段階で約95万円という中古相場になっていたのです。そして、今では有吉さんが買わされたシードゥエラーは、さらに上昇。本日の中古最安値は、約124万円という状況です。  その一方で、スギちゃんが買ってしまったデイトナレパードは、2017年頃の段階では、中古が480万円程度といった価格帯でした。スギちゃんが購入した額は648万円ですから、買った値段よりも高くなるという現象は全く起きていなかったわけです。  ただ、2017年以降、多くの腕時計は、年々高くなるという傾向があったため、デイトナレパードも、その後しっかりと上昇していました。とはいっても、デイトナレパードの中古最安値は、2018年4月が約580万円、2019年4月が約593万円、2020年12月が約615万円。年々高くはなっていたものの、スギちゃん購入額の643万円には、なかなか届きませんでした。  しかし今年、デイトナレパードの相場に異変が起きたのです。

最高値1000万円にも

 
デイトナレパード、この1年の相場推移

デイトナレパード、この1年の相場推移

 デイトナレパードは、今年3月中旬頃まで600万円台という中古最安値だったのですが、3月下旬には、700万円台に上昇。そして、4月には、なんと1000万円以上という状況に変化したのです。ただ、1000万円以上となっていたのは、つかの間のことで、すぐに800万円台に落ち着いてしまいます。そして、しばらくその水準が続いた後、5月末に900万円台に変化。それから、7月現在までにかけて900万円台という状況が続いているのです。  一旦1000万円以上になったのが、800万円に下落し、900万円台に回復という動きはあるものの、いずれの水準も、スギちゃん購入額を大きく上回っているわけです。  ですから、今まさにスギちゃんは、「買った値段よりも高くなる」ということを実現できている状況だといえます。
次のページ
「売るシリーズ」も是非!
1
2
3
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ