更新日:2024年01月17日 18:46
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高2息子「大学には行かず芸人になる!」VS大学は出てほしい親。大卒芸人、笑い飯哲夫が対応法をズバリ回答

 9年連続でM-1の決勝ラウンドに進出し、’10年にM-1王者に輝いた実力派芸人、笑い飯の哲夫。小・中学生向け学習塾の経営者としての顔も持つ彼が、令和ニッポンの教育について考え、悩める親たちの相談に答えていく。
哲夫

笑い飯・哲夫

息子が将来は芸人になりたいと言い出しました

相談者◉48歳男性・会社員(妻、息子16歳) 短期連載 息子は現在高校2年生。進路について話していたら「大学には行かずにNSCに入ってお笑い芸人になりたい」と言い出しました。お笑いが好きなのは知っていましたが、芸人になりたいと言い出すとは思わず戸惑っています。  夢を持つのはいいことですが、厳しい世界で成功できるのは一握り。うまくいかなかったときに就職しやすいように大学は行ったほうがいいし、芸人を目指すにしても大学でさまざまな知見を広げるのは悪いことではないと思います。  勉強がイヤで安易に「芸人になりたい」と言っているようにも見えてしまいます。大卒の芸人として活躍する哲夫さんのアドバイスをいただけないでしょうか。

哲夫のアンサー

短期連載

高校生男子のなりたい職業1位は会社員。コロナを経て公務員や教師がランクアップするなど安定志向が強まっている ※第一生命保険が全国の小中高生男女計3000人に調査した結果より

 これはなんのアドバイスを欲していらっしゃいますか。限られた文字数で端的にお答えしていますので、相談の的を絞っていただいたほうが提案に満足してもらえるかと思いますが、今回は朧げな相談なので困惑しています。なんか、バッターボックスで構えていたら、ボールを投げるはずのピッチャーから、うどんの麺がいっぺんに20本くらい飛んできた感じです。 「さあピッチャー讃岐投手、第一球投げました。ストレートのうどんがいっぱいだ。バッター、麺が多すぎて打てない」と、ラジオから聞こえてきそうです。また、ラジオのスピーカーの小さい穴の群れから無数のうどんがぐにゅっと出てきそうです。  さて、プロの大卒芸人の表現力を味わっていただいたところで、勝手に相談の的を絞らせていただきます。
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「大学に受かったら芸人になってもええぞ」と言えば一発
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’74年、奈良県生まれ。県下随一の進学校・県立奈良高校から関西学院大学文学部哲学科に進学。卒業後の’00年に西田幸治と笑い飯を結成し、’10年、M-1グランプリ優勝を果たす。『がんばらない教育』『えてこでも分かる笑い飯・哲夫訳 般若心経』ほか著書多数

がんばらない教育

格安補習塾を経営する哲夫による画期的な子育て論


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