ホクロの正しい除去方法。痛くはなくとも焦げ臭い!?【コラムニスト・木村和久】
―[木村和久の「オヤ充のススメ」]―
― 木村和久の「オヤ充のススメ」その94 ―
ようやく沢口靖子さんが、顔のホクロを取ったニュースが流れているが、結構前の話じゃないですか。結果、見事綺麗に取れて、めでたしで美人にますます拍車がかかりますな。なんで喜んでいるかというと、実は私も顔の大きなホクロを除去したことがあり、その難しさが分かっているから、嬉しいのだ。
というわけで今回は、顔面のホクロのとり方とその仕組み、難しさを語ってみたい。私のホクロは鼻の頭にあって、やや白みがかっていた。キャバクラじゃ「めんちょうじゃないの?」とか言われ、なかなかキスもさせてもらえなかったって、それは関係ないだろ。
雑誌の企画で、ホクロを取ることになったが、安易に考えてた自分が甘かった。段取りとしては、鼻の頭に麻酔の注射を打つ。幾ら麻酔と言っても、鼻がもげるくらい痛いですよ。涙目で我慢していると、じんわり麻酔が効いてきて、いよいよレーザーを照射する。仕組みはレーザーでほくろを焼いて、ヤケド状態にして、かさぶたが出来たら、それを除去するというもの。理論は分かるが、凄い心配だった。
レーザーは痛くはないが、皮膚の焦げる匂いがして、ちょっと嫌だった。だって自分の体が焼かれているんですから。無事レーザー照射が終わり、後は放っておいていいからと言われた。すげえ楽じゃんと思ったのが甘かった。
皮膚をヤケドさせたわけだから、その部分は当然腫れますわな。2日ぐらいでかさぶたが出来て、3日目ぐらいにはすげえ、でかくなった。これ大丈夫なの?御茶ノ水博士みたいにはならないのか、心配して聞いたら、大丈夫だから絶対いじらないでと言われた。
こんなことを顔が命の女優さんがやったら、ショックで寝込むんじゃないか。ホクロの除去は、切開して切り取る外科的手術もあるが、それだと傷跡が残る可能性があるから、お勧めしないそうだ。でもレーザー照射は、倍ぐらいの真っ黒な、かさぶたが現れ、そんなの全然聞いてないよ~状態だ。
1週間ぐらい経ってくると、かさぶたの端が取れ始めて縮小傾向に。そして先生のところに行くと、ホクロがでかいので、もう1回レーザー照射しますって、おいおい、せっかくかさぶた小さくなったのに、またかよ~。
そうやって結局20日ぐらいかかっただろうか。その間はチューもなしだし、セックスはバックのみって、話を盛るなよ。そこらへんは、個人の技量に任せます。最後はものの見事に綺麗さっぱりとホクロが消え、傷跡も皆無となった。
ポイントはどうやらレーザーの照射量によるようだ。一度に大量に浴びせると、ホクロは短期間で消えるが、逆に皮膚の奥まで傷めて、クレーター状の窪みが出る場合もある。そこは医師の腕前次第だ。そうそう、これは医療行為ですから、医者の免許をもってるドクターに頼むべきです。
過去に知り合いの誰かが行って体験済みで、技量が確かと確認がとれているクリニックに行くのが理想だ。あとスケジュール調整も大事だよね。ホクロが倍の大きさになるから、女性は2週間ぐらい、外に出たくなくなるでしょう。マスクとかして自衛するしかないですね。ましてや女優さんなんかは、開店休業状態となります。
あとホクロの位置で、運気が変わるなんていわれてますから、気になる人は、その位置を確認して取るべきか考えて下さい。以前、運気が上がるからって、ホクロを書いていた業界人がいたけど、その人、破産したなあ。むしろホクロを作らない方が良かったんじゃないの? 怪しい占い師に金ふんだくられて、なんだかな~ですよね。
■木村和久(きむらかずひさ)■
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
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