4月20日、台湾で最大規模となる合同軍事演習「漢光28」が終了した。28回目となる今回の演習では、敵軍による台湾最大の空港・桃園空港と台北市街地への侵攻を想定。これを阻止、掃討するという作戦で、1800人以上の将兵と、350台超の戦車・装甲車などが投入された。 　今回の演習中、ひときわ注目を集めたのが、女性空挺部隊だ。19日に新竹空軍基地で行われたパラシュート降下訓練に姿を現した陸軍特戦隊所属の若い女性兵士は、顔全体を迷彩色に染め、男顔負けの勇姿を披露したからだ。あまりの不気味さに台湾や中国のネットでは「イカつすぎる！」「不気味すぎて怖い」などといった意見が。一方で、「勇猛果敢な女兵士にお仕置きされたい」といったお決まりの声もあった。 ⇒【画像】はこちら https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=198692 　さらに演習でUHヘリコプターを操縦した女性パイロットも“男前”だった。身長175cmというスレンダー美女の楊韻璇さん（28歳）は、「軍人になるのは光栄なこと。モデルになりたいと思ったことなんてない」と取材陣にコメント。楊さんはかつてブライダルサロンで働いていたというが、女性のイメージに合わない特殊な職業に就きたいと思い、入隊したという。 　有事の際は最前線に立つことになる台湾の女性兵士たち。現状、中台関係は良好とはいえ、米軍のアジアシフトにより、パワーバランスが微妙に変化しつつある。彼女たちが戦場で戦う姿を見る日が来るかもしれない。 【取材・文／ドラゴンガジェット編集部】 ガジェット好きのライターや編集者、中国在住のジャーナリストが中心メンバーとなり、2012年1月から活動を開始。東京と深セン、広州を拠点に、最新の話題をお届けする。 ＜画像／http://news.ifeng.com/＞