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交通規制された渋谷駅前交差点で騒動が大きくなる理由【画像集】

 6月4日夜、渋谷駅前のスクランブル交差点にて、サッカーW杯アジア最終予選「日本対オーストラリア戦」後の騒動に備え、歩行者の通行制限がおこなわれた。交差点では、斜めの横断は禁止され、一部は一方通行となった。9時20分頃から交通規制が開始されたが、その直後から飲食店などで試合観戦をおこなっていた若者が交差点に現れ、W杯出場決定を祝い日本コールがはじまった。  現場には、多数の警察官が配置され、人間バリケードを作って交通整理をしていたが、横断歩道上でコールを始め人だかりができると、赤信号になっても渡り切れない歩行者が続出していた。最も人だかりができやすいQ-FRONT前には鉄製のバリケードが何重にも設置されていたため、歩行者が押されて車道に飛び出てしまうといったトラブルは防がれていたが、それでも騒動を避けて目的地に向かう歩行者は複雑そうな顔をしていた。  騒動の開始から交差点の様子を観察していると、コールがスタートし輪が大きくなっていくのには、いくつかのキッカケがあることがわかった。まずは火種の存在。ある若者が路上に転がった(転がした?)ボールを高く掲げたことをキッカケに、コールがスタートしていた。さらに、その輪が広がっていく要素として、大きく作用していたのが報道陣の存在。脚立にのぼったカメラマンがコールの輪にカメラを向けると、カメラに向かってアピールする群衆が集まり、さらに輪が大きくなっていった。 ⇒【画像集】渋谷スクランブル交差点の様子
https://nikkan-spa.jp/451021/130604shibuya-05
 さらなる混雑を避け、交差点から離れると路上では、歩きながら青いユニフォームを着た若者たちがハイタッチしてすれ違う姿があった。騒動の輪に向かう人がケガをしないことを祈りつつ、周辺の飲食店の様子をのぞいてみると、観戦後の打ち上げに呼び込みをしている店舗が目立った。一方、混雑・混乱を避けるためか、「22時から清掃を行います」との看板が出され、営業を停止している店舗も。騒動はおそらく深夜にまでおよぶだろう。交通規制も状況をみて継続されるそうだ。ケガ人が発生しないことを祈る。 ⇒【その他の画像】https://nikkan-spa.jp/451021/130604shibuya-09 <取材・文・撮影/林健太>
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