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ボビー・オロゴン「アベノミクスで別荘ゲット」

 ボビー・オロゴンといえばカタコトの日本語で無軌道にふるまう変なヤツ。しかし、実はバリバリの投資家だった! アベノミクスで大儲けして、千葉に200坪超の別荘を買ったというではないか。早速、話を聞きにいった。 ◆アベノミクスに乗り千葉に200坪超の別荘を手に入れた!
ボビー・オロゴン氏

ボビー・オロゴン氏

「投資は8年前からやっているよ。主にFXをやっていて、ドル、ポンド、ユーロといろいろ持ってるよ。アベノミクスで儲けたメインは日経平均先物だね。資金が少なくても勝負ができるでしょ。日本のメガバンクは全部持っているし、JALやマツダ、海外の銀行も持ってるよ。ナイジェリア銀行とか」  元貿易商だけあって目端が利く。 「アベノミクスの尻馬に乗ろうとしてるヤツに言いたいのは、もっと世界経済を見ろよってこと。G8、G20があるのは何のためよ? 日本経済の動きは、世界のうちの1割くらい。だったら、世界経済を見ていれば、日本のこともわかるだろ? ボクはダウも見るし、NBCニュース(米国のニュース番組)もチェックしてるんだ」  では、そうした視点で見て、アベノミクスでの次の一手は何?
ボビー・オロゴン氏

テニスコート付きの別荘にて。「ファンがきちゃって困るから」と外観写真はNG(笑)

「相場の話をすると、みんな、大きな上げ下げに目が行っちゃう。そうじゃないだろ。オイ、何欲張ってんだよ!? そう言いたいね。だいたい、市場が騒ぎ始めたときは、勝負は終わってんのよ。今は仕込みのとき。まあ、ボクが言いたいのはムチャすんなってこと」  え!? 待ち!? 「だから視点が小さいって! 投資ってのは、世界がどう回っているかを学ぶ手段でもあるでしょ? 男なら大きな視点を持つべきだし、それが勝負に踏み出す自信につながる。貿易商のお父さんに教えられたのは、少額でも投資を続けて学べってこと。これからの相場も細かい上がり下がりはあるはず。上がれば下がるし、下がれば上がる。それが相場ってものだろ? だから、大儲けしようとしなければまだ利益を上げるチャンスはあると思ってるよ」 【ボビー・オロゴン氏】 ナイジェリア出身。父は貿易商であり、教育のため幼少から仕事の現場を見せられてきた。実はナイジェリアの国立大学経済学部を卒業しており、英語、ヨルバ語、日本語を話せる秀才。来日した理由は、日本への商品の買い付けのためだったという。将来値上がりすると睨んでいるのはエネルギー関連。「10年後を読むなら石油の次ダヨネ。エタノールとか。10年後はガソリンを使わないクルマが走ってるでしょ」とか 取材・文/江沢 洋 昌谷大介・千葉雄樹(A4 studio)島影真奈美 渡辺恵理 高島昌俊 撮影/花井智子 山川修一 イラスト/森 宏 図版制作/ミューズグラフィック ― アベノミクス勝者がこっそり教える[(秘)儲け話]【6】 ―
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