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元サンキュー嬢の「本番テロ」に戦々恐々とする風俗店経営者たち

30分3900円という革命的な安値で遊べると話題になった、デリヘルのサンキューグループが摘発された。この摘発が都内の風俗業界に意外な余波を与えている。その余波とは一体何なのだろうか…… ◆都内風俗店関係者が元サンキュー嬢たちの“本番テロ”に戦々恐々  前編(https://nikkan-spa.jp/810445)では、サンキューグループによる本番強要の実態を伝えたが、このサンキューの摘発劇が都内の風俗店に思わぬ余波を生んだ。都内のデリヘル経営者らは、職場を失った元サンキュー嬢たちによる“本番テロ”に戦々恐々としているのだ。 [激安風俗店・サンキューグループ摘発]の思わぬ余波「6店舗が摘発されたということは、約600人の本番サンキュー嬢が野に放たれたことになります。となれば、彼女らが元サンキュー嬢であることを隠してウチに面接に来ないとも限りません。知らずに雇った元サンキュー嬢が、隠れて本番営業しないかヒヤヒヤです」(都内のデリヘル店店長)  本番嬢は指名も取れるし、人気にもなる。だが、そういった嬢を抱えることで本番店と客から思われれば摘発の危険も高くなる。本番嬢の存在は店にとって痛し痒しな存在であるのだ。 「面接時に元サンキュー嬢だと発覚すれば雇わない対策もとれますが、あくまでも経歴は自己申告ですから。サンキューでの経験で感覚が麻痺して本番しちゃって、ほかのコも本番できるって思われるのは怖いです」  このデリヘル店の店長は、実際に警察関係者からこんなことを言われたという。 「所轄の警察官とサンキューの話になった際、『できれば雇わないほうが身のため』と釘を刺されました。警察も彼女らの動向に目を光らせているようで、ホームページなどから既に多くの元サンキュー嬢たちの再就職先を特定しているようです」  また、今回摘発されなかった店舗もあるのだが、摘発を免れたといえども、自主的に廃業を余儀なくされているという。 「都内の某サンキュー店は今月で店じまいするとのこと。ブスでも安くて本番できるというのがウリだったのに、本番できないなら意味がない。一度ついた『本番店』というイメージはなかなか払拭できません。やっていくのはなかなか難しいでしょうね」(風俗事情に詳しいライター)  逮捕されたサンキュー関係者たちは、自分たちが生んだ余波をどのように思うのだろうか。 取材・文/高木瑞穂 ― [激安風俗店・サンキューグループ摘発]の思わぬ余波【2】 ―
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