会場の不快指数は88.6!「コミケ88」美女コスプレイヤー画像集
「コミックマーケット88(通称:コミケ)」が8月14日、東京ビッグサイトにて開幕した。昨年は3日間の来場者数が55万人を記録、これは鳥取県の人口に相当する規模のイベントとなる。2013年には最高気温42.2℃、不快指数91.7(編集部測定)という過酷な状況にもなったコミケであるが、はたして今年はどうなのか? 幸いにも初日は曇りとなり、例年よりも快適に過ごせたと言えそうだ。
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コミケは、1975年に始まったアニメや漫画、ゲームなどの同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されている。最近ではコスプレの撮影が可能なエリアを拡大するなど、現在のコスプレ人気はとどまることを知らない。
まずは、昨年に引き続き、各エリアの気温・湿度の測定結果から見ていこう。12時から14時の間に、直射日光が当たらない状態で地上1.5メートル付近で10分間放置して測定した。結果は以下の通り。
●待ち合わせ広場(東西ホールの間)
気温:30.9℃ 湿度:61% 不快指数:81.3
●エントランスプラザ
気温:36.0℃ 湿度:56% 不快指数:87.4
●庭園
気温:35.3℃ 湿度:58% 不快指数:86.9
●西ホールロビー
気温:32.6℃ 湿度:60% 不快指数:83.5
●東トラックヤード
気温:32.7℃ 湿度:59% 不快指数:83.5
●屋外展示場
気温:38.4℃ 湿度:47% 不快指数:88.6
●有明西ふ頭公園
気温:36.5℃ 湿度:51% 不快指数:87.0
今年最も不快指数が高かったのは屋外展示場エリアだ。人口密度が高いうえに、撮影場所がアスファルトの駐車場ということで、撮影は最も過酷なエリアとなった。日本気象協会が運営する「tenki.jp」では不快指数85以上を「猛烈な暑さで、屋外にいられない」と表記している。そんな過酷な環境でも笑顔を絶やさないコスプレイヤーのみなさんのサービス精神には頭が下がるばかりである。
一方、入口正面の待ち合わせ広場では不快指数81.3という低い数値を記録した。屋内には空調が効いていて快適なフロアもあり、屋外でも風通しのいいエリアでは曇り空で初日は快適に過ごすことができた。
コスプレエリアでは、劇場版アニメが大ヒットしている「ラブライブ!」や人気ブラウザーゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」「艦隊これくしょん-艦これ-」などのコスプレが人気を集めている。どのコスプレが人気なのかを眺めているだけでも、今のアニメの流行がはっきりとわかる。
また、終日多くの長蛇の列をつくっているのが企業ブースだ。アニメ関連企業をはじめ、近年ではウェブサービスやアプリ企業の出展も増えてきている。
今年の夏コミはまだ始まったばかり。多くの場所で不快指数85以上という夏コミは、まったく油断できない環境だ。残り2日間は晴れ予報で、初日よりも確実に過酷なイベントとなることが予想される。水分補給をこまめに、体調にはくれぐれも気をつけて楽しんでもらいたい。
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<取材・文・撮影/北村篤裕 撮影/林健太>
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