取り扱い注意の職場の新人類【後編】
職場のモンスターたる上から目線な人々を行動パターンごとに分類。それぞれの傾向と対策を心理学博士・榎本博明氏、および心理学者・伊東明氏に指南してもらった
◆夢見るワナビー型
【傾向】
「俺はもっとできるはずだ」「俺はこんなところにくすぶってる人材ではない!」などと分不相応で壮大な野望を持っているが、そのための具体的な努力は一切していない。「本気を出せばいける」と勘違いしており、自己評価が異常に高いため、自分自身が大した実績を持っていないにもかかわらず、ほかの人をついつい見下しがち。口癖は「○○さんみたいにはなりたくないんだよなぁ」
【伊東先生の処方箋】
注意するときは「お前はみんなと違う。だからこそここで潰れてほしくないんだ!」と特別感をアピール。すると相手は「この人はわかってくれる」と言うことを聞くはずです
【榎本先生の処方箋】
努力不足を指摘しても心を閉ざすだけなので、「理想に近づくためにはどういう力が必要?」といった問いかけで、具体的な行動を引き出してあげるのがよいでしょう
イラスト/市橋俊介
― [上から目線野郎]を撃退する処方箋【8】 ―

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