職場に巣くう害悪上司【後編】
職場のモンスターたる上から目線な人々を行動パターンごとに分類。それぞれの傾向と対策を心理学博士・榎本博明氏、および心理学者・伊東明氏に指南してもらった
◆いつかの栄光型
【傾向】
「俺は昔こんなすごいことをしたんだ」と、唯一の心のよりどころである過去の成果を語りたがる。飲み会などで、クダをまくので、後輩などからはあまり好かれていないケースが多い。また過去の事例にすがり、現在の課題をすべて昔の知識でもって解決しようとする。新しいことにチャレンジする気はそもそもないため若手の意見には反対しがち。口癖は「これが昔からのこの業界のやり方だから」
【伊東先生の処方箋】
「じゃあ、過去と現在の事例の共通点を洗い出して、適用できるところとできないところを検証しましょう」と提案。相手の考えが古いと一蹴せず、理詰めで説得を心がけて
【榎本先生の処方箋】
過去にしがみついているのは、柔軟な対応力など自分の能力に自信がないから。そこがわかれば、自慢話に付き合うのも苦でなくなる。自己防衛的なプライドを傷つけない配慮を
イラスト/市橋俊介
― [上から目線野郎]を撃退する処方箋【10】 ―
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