日本全国の“きもの美人”が勢ぞろい!【きものクイーンコンテスト2016写真レポ】
“きもの美人日本一”を決める「きものクイーンコンテスト2016」が2月27日、東京・浅草公会堂で開催され、応募者6150人の中から東京都出身の大学生・松田和佳さんがクイーンに選ばれた。会場は艶やかな着物姿の美女たちで彩られた。
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松田さんは着物が大好きな祖母から受け継いだ着物で出場し、「正直、まさか自分が受賞できるとは思ってもなかった。うれしい気持ちでいっぱいです」と喜びを語った。受賞者として名前を呼ばれた瞬間に、感極まって涙を流した松田さんは「最近、若者が着物を着る機会が少なくなっていると思うので、受賞を自分の自信にして、日本の古典文化であり、伝統の民族衣装である着物をもっと若い世代に広めたいと思います。外国人観光客も日本にたくさん来ていると思いますので、世界にも広めていけたら」と意気込みを語った。
祖母からもらった黒の着物については「ちょっと古典的なところが気に入ってます。着物と合わせて髪もしっかりまとめてみました」とニッコリ。応募のきっかけは「祖母の喜ぶ顔を見たかったから」で、「喜びを誰に一番に伝えたいですか」との質問には「一番は祖母で、次が母と家族、あとは友達に喜びを伝えたい」と笑顔で語った。副賞のハワイ・ペア旅行については「いつも一番近くで私のことを支えてくれている母と一緒に行きたい」と家族への感謝を述べた。
スペシャルゲストとして河北麻友子、第13回全日本国民的美少女コンテストグランプリ受賞者でガールズユニット・X21の副リーダーとしても活躍するモデルの小澤奈々花、2015年に第48回日本有線大賞新人賞と第58回日本レコード大賞新人賞の2冠を獲得した歌手の花岡なつみが登場し、コンテストに華を添えた。
クイーンを受賞したことで、芸能界への興味を聞かれた松田さんは「素敵な世界だなとは思います。今はここに立っているだけで頭がパニックなんですが、興味はあります」と告白。そんな松田さんに対して先輩たちから「笑顔を忘れずに楽しく!(河北)」、「まだまだアドバイスできるような立場ではないんですけど、初心を忘れず笑顔で頑張ってみてほしい(小澤)」、「私もデビューしてまだ半年なんですが。一つ一つのお仕事を楽しく精一杯やっていったらいいんじゃないかなと思います(花岡)」とそれぞれがエール。松田さんも「ありがとうございます!」と笑顔で応え、さらに、どんな仕事に興味があるかという質問に対しては「小学校1年生のころから馬術を本格的に習っていることと、着物が大好きなので、時代劇にはすごく興味があります!」と目を輝かせた。
今回スペシャルサポーターを務めた小澤は「近い場所でみなさんの素敵な姿を見させていただいて、こんな経験は初めてでしたし、すごくいい経験をさせていただきました」とコメント。着物を着た感想については「多くの方に『着物を着ていると大人っぽくなるね』って言われました。X21では元気よく踊っているので、違う私を見せられたかな?」と思わず笑顔をこぼしていた。
当日は6,150人の応募者から予選を勝ち抜いた344組358人が最終審査に臨み、準クイーンには東京出身の葛谷まりんさん、同じく東京出身の芹川有里さんが選出され、オスカープロモーション所属の権利が与えられるオスカープロモーション賞は、神奈川出身の上運天美聖(うえうんてん・みさと)さんが受賞。最後に、松田さんは着物について「日常的に着る洋服とは違う、たまに着る特別感や、帯を締めたときの背筋が伸びる感じが素敵」と魅力を表現していた。
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<取材・文/北村篤裕 撮影/西田周平(24dakun)>
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