子育てしながら世界ランキング1位の女性配信者を直撃。最高月収は「高級外車が買えるくらい」
一児の母として子育てをしながら、ライブ配信をして稼ぐ――。そんな新しい時代の稼ぎ方を体現しているのは、ライブ配信アプリ「17LIVE」で活躍するトップライバーのほしな葉月さんだ。ほしなさんは世界9か国・4000万人の中で全世界ランキング1位を獲得したこともあり、最高月収は「高級外車が買えるくらい」と明かす。
ほしなさんはどうやってトップライバーになったのか、子育てをしながらの苦労、これからのライブ配信の可能性について語ってもらった。
――まだライブ配信の黎明期に「ライバー」「配信者」になろうと思ったきっかけは?
ほしな 大学を卒業したあと飲食店で勤務をしている頃、子供を授かったので退職し、2016年から専業主婦をやっていました。「専業主婦でも家でできる仕事はないかな」と探していて、最初はインスタグラムでSNS活動を始めました。
子供のことを発信したかったので、最初は毎日投稿して、同じような子育てママのアカウントにコメントしたり、「いいね回り」をして地道にフォロワーを増やすこともしていましたね。
その後、私が過去に整形をしていることを告白したらそれがバズって、インスタグラムを通じてテレビやYouTubeのお仕事のご依頼をいただけるようになったんです。
整形している人を当てるテレビ番組に出演する際、控え室で全身整形されていた共演者さんがライブ配信をしていたんですね。当時はまだスマホ画面に向かってしゃべるライブ配信は今ほど普及していなかったので、「何をやっているんだろう?」と思って。その様子を見て伺ったところ、「家でもできるし、自分のライフスタイルにはすごく合っているな」と感じて、その日のうちにライブ配信アプリをインストールしました。それが2018年くらいでしたね。
――ライブ配信を始めてからは順調でしたか?
ほしな 私が始めたのは「17LIVE」というライブ配信アプリで、最初は18歳の頃モデル活動をしていて雑誌に出ていたのですが、「17LIVEのリスナーは素人系を好むから芸能系は売れないよ」と言われたんです。それがすごく悔しくて、「絶対に人気になって見返してやる!」と思って。でも、いろいろと模索したのですが、1年間売れなくて……。
――最初から順風満帆だったわけではないんですね。そのような中で、何が転換点となりましたか?
ほしな 17LIVEでの大きなイベントに初めて参加したのが転換点になりましたね。たまたま私の配信を見てくれた方が「面白いね」と言って私のファンになってくれて、ギフティング(いわゆる投げ銭のようなもの)も投げてくれて。それでそのイベントで準決勝にまで勝ち残って、「この子は誰だ?」と17LIVEの中で話題になったんです。その方はそれからも、ずっと私のファンを続けてくれましたね。
――ファンの方の心をつかんだのは、どのような配信スタイルだったのでしょうか?
ほしな 一時期は17LIVEで人気のぶりっこキャラや黒髪の素人系をやってみたりしたのですが、人と違うことをやらないとこの世界で売れないと思って、自分の素に近い性格で行くことを決意しました。素に近い性格で配信をするようになってからは「リアルでいい」って応援してくださる方が増えて。自分のスタイルを貫くことが大事なんだなって思いましたね。
それまで17LIVEは素人系のかわいい子が人気で、リスナーもそれを求めているところがあったと思うのですが、コロナ禍になってキャバ嬢とかも17LIVEに入ってきて、ライバーも客層も変わったのも後押しになったと思います。
――配信のときに意識していることは?
ほしな ライブ配信はチームプレイが大事だと考えています。自分はライバーで、見ている方はリスナーと別々に考えるのではなく、ライバーとリスナーで一体感を持つことを意識していますね。視聴者あっての自分なので、みんなで団結してやる配信がバズるんだと思っています。
ライブ配信の黎明期にライバーになったワケ
「絶対に人気になって見返してやる!」決意も1年間売れず…
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