あれです…ポケモン…――連続投資小説「おかねのかみさま」
みなさまこんにゃちは大川です。
『おかねのかみさま』43回めです。
今回も六本木SLOW PLAYで書いてます。
※⇒前回「4日連続」
〈登場人物紹介〉
健太(健) 平凡な大学生。神様に師事しながら世界の仕組みを学んでいる
神様(神) お金の世界の法則と矛盾に精通。B級グルメへの造詣も深い
死神(死) 浮き沈みの激しくなった人間のそばに現れる。謙虚かつ無邪気
美琴(美) 普通の幸せに憧れるAラン女子大生。死神の出現に不安を募らせる
美熟女(熟) 美琴が働く銀座の高級クラブ「サーティンスフロア」のママ
杉ちゃん(杉) ITベンチャー社長。ヒットアプリ「アリファン」を運営
〈第43回 ボリボリ〉
銀座サーティーンスフロア
死「ママサン」
熟「はい?」
死「ドウハンッテナニスルデスカ?」
熟「あー、うーん、そうねー。なんかご飯食べてお店に一緒に来るって感じねー」
死「ナンデ?」
熟「なんでって、うーん、なんでかしら。ほどよく親密になってもらいつつ女の子たちの営業成績も盛り上げつつ、あと意外とお金持ちって定時終わったらヒマなのよ」
死「ソウナノ?」
熟「うん。4日連続巨人戦に同伴した子もいるくらい」
死「ハ——-」
熟「あとはお相撲とか、そうねぇ。まぁ、お客さんのご趣味にもよるけど、ひとりでお相撲見に行ってたら、なんとも変でしょ。スポーツにしてもイベントにしても、喜んでくれそうな誰かといくから楽しいわけで、そういう意味では美人でもリアクションの薄い子はあんまり呼ばれないわよね」
死「ナルホドデスネ–」
熟「ガミちゃんも同伴してみたい?」
死「ハイ!!!」
熟「じゃあ今度わたしと同伴ごっこしましょ♡」
死「ウェーイ!!!コクギカ—–ン!!!」
熟「お相撲がいいのね。高いわよー4人でギューギューで46,800円」
死「ヤスイトコデイイデス」
熟「そうね。美琴ちゃんや綾ちゃんも誘ってこんどいきましょう」
死「ウェーイ」
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※連続投資小説「おかねのかみさま」第1回~の全バックナンバーはこちら⇒
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