手遅れで結婚できない男
「思えば30代前半での婚約破棄。僕が結婚と縁遠くなってしまったのはあのときの判断がすべてなのかもしれないです……」と肩を落とすのは、通信会社勤務の小谷陽一さん(仮名・44歳)。
「仕事で知り合った一つ年下の女性と意気投合、とんとん拍子で婚約まで至りました。しかし急に熱したものはすぐに冷めてしまう。些細な行き違いをきっかけに不信感が大きくなってしまい、結局僕のほうから頭を下げてなかったことにしてもらいました」
その後は女友達はいるものの、交際に発展することもなく、そのことに焦りも感じない日々を送っていたが、そんな彼の心境に変化が訪れたのは40歳を過ぎた頃。
「子供を養う同年代の友人に比べ、責任を負っていない自分が惨めになり、なんとか結婚し、子供を育てたいと思うようになりました」
ただしそこからの道は思いのほか厳しかったという。
「もともと友人や職場には女性が多かったから会話自体はそんな苦ではないのですが、恋愛から長らく遠ざかっていたため、距離をどう詰めていいのかがさっぱり。別にバツイチ子持ちの女性でも全然大丈夫なのですが……」
人当たりの良さに渋めのルックス、さらにはこのストライクゾーンの広さにしても打ち頃の球はなかなか投げ込まれないようだ。
●脱[結婚できない男]のためには!
どういう人とならうまくいくのか冷静な自己分析を
― なぜか【結婚できない男】の意外な欠点【6】 ―
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